SPECIAL TALK Vol.121

~スポーツの喜びをより多くの人が体験できるよう、これからも挑戦はやめない。~


スポーツ一家に生まれ、幼少期からいろいろと経験


金丸:早速ですが、山本さんはどちらのご出身ですか?

山本:静岡県掛川市です。その縁で「輝くかけがわ応援大使」を拝命しています。

金丸:掛川というと、サッカーが有名ですね。

山本:そうですね。ただ、僕はまともにサッカーをした経験がありません。小学校の時は野球をしている子どもでした。

金丸:始めたきっかけは?

山本:仲の良い友達が野球をするというので、「じゃあ僕も」みたいな感じで。

金丸:わりと素直なお子さんだったんですね。みんながやってないことをやってみたいとは思わなかったんですか?

山本:子どもの頃はそうでしたね。あまり考えることなく、みんなと一緒が良かった。ただ、僕は球技に関して致命的な欠点がありまして。ボールが来ると、怖くて目をつぶっちゃうんですよ。

金丸:え?ビビリなんですか?全然そうは見えませんが(笑)。

山本:そうですよね(笑)。だから、野球でもまともに打てない。でもバントはできる。

金丸:バントだって目をつぶってしまえば、普通は当てられないですけれど(笑)。

山本:だけど当たるんです。で、足が速かったから一塁まで行ける。それから盗塁して三塁まで進む、みたいな。

金丸:もうちょっと豪快な話が出てくるかと思っていたら、バント要員だったとは(笑)。

山本:やっぱり豪快なホームランを打ちたかったけど、全然できなくて。体もそんなに大きくなかったので、「野球じゃないな」と思うようになりました。中学ではバスケをやりたかったんですが、親から「バレーをやってみろ」と。両親も兄もバレーボールをやっていたもので。

金丸:スポーツ一家なんですね。

山本:はい、スポーツが大好きな一家です。

金丸:山本さん、ごきょうだいは?

山本:男3人で、2歳上の兄と4歳下の弟がいます。僕は兄がすることは絶対一緒にしたいと、全部真似するタイプでした。

金丸:まさに弟気質ですね。私にも弟がいますが、弟からまねされるのが嫌で。いっつもついてきて。

山本:僕が弟だったら、金丸さんに嫌がられてましたね(笑)。

金丸:4歳下の弟さんが生まれて、両親の愛がそちらにいったとかありますか?

山本:そんなこともなかったです。でも僕の子どもが、今そんな感じですね。うちは6歳、3歳と1歳とみんな男の子。その真ん中が赤ちゃん返りというか、「お母さん」「お母さん」って。

金丸:ライバルが現れたと思って。

山本:でしょうね。でも僕が子どもの頃はそんなこともなく、常に兄貴と一緒でした。

金丸:しかし、男兄弟3人で、お子さんも男3人。男所帯ですね。

山本:妻のところは3人姉妹で、弟の子は女2人、男2人なので、なんとかバランスが取れています(笑)。

金丸:それで、バレーはどうだったんですか?バレーにバントはありませんが(笑)。

山本:ピンチサーバーという役目があるんですよ。流れが悪い時にその流れを断ち切って変えるみたいな。僕は背が小っちゃかったけど、レシーブが上手だったので、サーブとレシーブで入っていました。

金丸:流れを変えて勢いをつけるって、大事な役割です。レシーブの時、目はつぶらなかったんですか?

山本:つぶってました(笑)。

金丸:つぶってたんですか(笑)。

山本:だけどボールが大きいから、なんとかなるんですよ。適当に飛び込めば、なんとかなる。

金丸:動体視力がいいんですね。

山本:動体視力というか、運動神経がまあまあいいんだと思います。手を伸ばせば、見ていなくても手が届くみたいなのは、あったのかもしれません。

金丸:器用ですね。うらやましい。

山本:だけど、器用貧乏でしたよ。始めた時はたいてい何でもみんなよりうまいけど、その後が続かない。周りが一生懸命やっているのに、僕はそこまで打ち込めないから、途中で抜かれる。中学は県で3番くらいで、エリアの東海大会には行けるけど、全国にギリギリ行けない。高校はレギュラーにはギリギリなれないけど、試合には出番がある、というような中途半端さでした。

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