ガイドブックに頼らない、札幌出張で足を運びたい名店たち

190万もの人口を擁する札幌。碁盤の目のように整備された街路は、
初めて訪れた出張族にもわかりやすく、道内から集まった美味が舌を喜ばせる。

■食いしん坊編~郷土の味を食べつくしたい人はこちら~

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

礼文島名物「ホッケのちゃんちゃん焼き」

島が誇る旬の魚介を、鮮度抜群の状態で食べられるという幸せ『礼文島人』

美しさから花の島とも呼ばれ、珍しい高山植物も多く自生する礼文島。海産物にも恵まれた、この島の魅力を、食で伝える居酒屋だ。

夏はバフンウニ、冬にはアワビなど、島直送の名物も多いが、ホッケはその筆頭。道内では鮭が一般的なちゃんちゃん焼きも島の家庭では「ホッケを使うのが一般的」とのことだ。そのほか、この店では春先に獲れたホッケを軽く天日で干して糠に漬け込む伝統的保存食、糠ホッケも提供。独特の塩気と風味が驚くほど日本酒に合う。

「12月ぐらいからは真タチが入ってくる」とのこと、それは、いわゆる真鱈の白子。想像するだけで早くもニヤけてしまう。

円山公園駅4番出口に直結

「ラムちゃんのグリル バルサミコソース」。表面はカリカリで香ばしい

変幻自在の料理を楽しそうに供する、主人の姿勢に共感『三丁目料飲店』

気軽に飲み食いできる、普段使いの店を目指し、2011年末にオープン。カウンター&テーブルのカジュアルな店内や良心的な値段設定はその表れだ。

「お酒だけの方も大歓迎」と笑う主人は、札幌で約20年、和洋さまざまな店で腕をふるってきた人物。キャリアを活かした料理は柔軟で時に大胆。米ナスに甜麺醤ベースの味噌とチーズでオーブン焼きにしたり、汁を張ったうどんに山椒の効いた肉味噌をトッピングしたり。「食べることも飲むことも好き」で積み重ねた創意も活かされているのだ。

それにしても、この居心地の良さ。「こだわりなんてないです」。鷹揚なキャラクターがこの空気を作る。

酒は焼酎からテキーラまで何でも揃う

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