オトナの5分読書 Vol.25

スマホが机の上にあるだけで、集中力が低下する!精神科医が教える「ゾーン」に入る方法

上昇志向が強いオトナのために、東カレ編集部が厳選した“ワンランク上の自分になれるための本”を紹介します。

今回、紹介するのは、『集中力がすべてを解決する 精神科医が教える「ゾーン」に入る方法』樺沢紫苑著(SBクリエイティブ)

「日々の仕事に追われて、ストレスが多い」「いつも時間がない」「仕事の効率をよくしたい」そんな悩みはすべて「集中力」を高めることで解決します。

精神科医が教える方法を学び、仕事を超速で終わらせ、ゆとりのある生活を送りませんか?

▶前回:国際線外資系CAが教える、円安でもお得に海外を旅する方法とは


▼INDEX

1. スマホは集中力を妨げる!

2. 集中力低下の3大原因

3. 絶好調の境地「ゾーン」に入る9つの方法

4. 本書のココがすごい!

1.スマホは集中力を妨げる!


スマホが机の上に載っているだけで、集中力や認知機能が低下することが、テキサス大学の研究でわかりました。

スマホを全く利用していなくても、置いているだけで集中力を減じてしまうのです。

私たちに悪魔の誘惑をしかけるのがスマホです。仕事でGoogle検索をスマホですると、そのたびごとに「ゲーム」や「メッセージ」を開きたいという衝動に襲われ、仕事から脱線してしまう人も多いでしょう。

いったん、集中力が途切れると、元の高い集中力に戻るためには「15分」かかるといわれています。15分おきにスマホを見る人は、一日中集中力が続いていないということになるのです。

AmazonプライムやNetflixでドラマなどを見るのが日課の人もいるでしょう。

今は「ドラマが始まってから何分で何%が脱落した」というデータが取得されています。それらのデータをAIが分析して「よりおもしろいドラマ」「途中でやめられないドラマ」を作成しています。

ゲームも同様で、よりおもしろいゲーム、言い換えると「依存症になりやすいゲーム」が次々と登場しています。

AI時代は、「エンタテインメント」の時代ともいわれていますが、精神科医の私から見ると「依存症の時代」です。スマホ依存、ゲーム障害(ゲーム依存)、オンラインカジノからギャンブル障害、ネットショッピングからショッピング依存症になる人もいます。

「おもしろい!」ときには、脳からドーパミン(もっともっとと依存傾向になる物質)が分泌されます。その結果、依存症を作り出すのです。

依存症を引き起こすと、深夜までスマホを利用して睡眠不足に陥り、その結果、昼間の集中力が下がり、仕事の効率も下がります。

そうすると仕事が追いつかなくなり、プレッシャーがかかりストレスも増えます。

仕事に一点集中できる、集中力は「今、ここにとどまる力」であり、「誘惑をコントロールする力」「誘惑をはねのける力」でもあります。

スマホやインターネット、ChatGPTのようなAIツールが普及しているからこそ、「今、ここにとどまる力」という意味で「集中力」が絶対に必要なのです。

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