一方で、集中力が高い人はどうでしょう。
集中力が高い人は、集中して効率よく仕事をこなすので、同じ時間、同じ仕事をしても、より早く、より質の高い仕事ができます。
「仕事ができる人」と認識され会社や上司からの評価も高く、昇給、昇進も速い。残業も少なく、定時で帰ることができるので、時間に余裕ができる。
そうすると、睡眠や運動、リフレッシュの時間をしっかりとれて、一日の疲れを残さない、翌日も100%のパフォーマンスで集中力高く仕事ができます。
楽しい時間も増えて、副業をする時間的余裕もでき、さらに収入を増やすことが可能です。ストレスも少なく精神的にも余裕があるので、人間関係も円満。仕事もプライベートも充実しています。
あなたの仕事がうまくいかないのは、集中力が低いから。あなたの人生がうまくいかないのは集中力が低いから、といえます。
逆に言うと、集中力が高ければ、すべてがうまくいきます。集中力がすべてを解決すると言っても過言ではありません。
集中力って、そもそも何?
集中力とは、脳科学的には「前頭前野」が司ると考えられます。
「前頭前野」は、脳の司令塔ともいわれ「集中力・注意力」「ワーキングメモリ」「考える」「判断する」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」など、高次の認知機能を司るところです。
ですから、集中力が低い人は、集中力以外の高次認知機能も低い人が多いのです。
集中力はものすごく低いけれども、それ以外の能力は極めて高い、という人はいません。
つまり本書でお伝えする「集中力を高める方法」を実践すると、集中力だけではなく、「思考力」「判断力」「記憶力」「感情コントロール力」「発想力・創造性」など、高次の脳機能をまるごとアップすることができる。一言で言うと「頭がよくなる」ということ。
2. 集中力低下の3大原因
では、集中力を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか。
集中力が低下するには、原因があります。まずは、その原因を除去することが必要です。
集中力を高めるためには、「健康」よりも上の状態「ゾーン」に入ろう
私は脳疲労ではありません、私は健康なので大丈夫です、という人も多いかもしれません。
しかし、健康だけではパフォーマンスが高いとは言えません。今以上のパフォーマンスを発揮したい。そのために集中力を高めたい、と思っている。健康にはその上があります。それを「絶好調」と呼びます。
しかし「絶好調」で満足してはいけません。絶好調のさらにその上があるとしたら、それが「ゾーン」です。
仕事やスポーツなど、今、その瞬間に完全に集中し、普段よりも高いパフォーマンスが発揮できる、それでいて疲れ知らずで気がつくと何時間も経っていた。それが「ゾーン」です。
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