オトナの5分読書 Vol.22

相手がマウントを取ってきたら、ビジネスチャンス!一流エリートの“マウンティング攻略法”

上昇志向が強いオトナのために、東カレ編集部が厳選した“ワンランク上の自分になれるための本”を紹介します。

今回、紹介するのは、『人生が整うマウンティングマウンティング大全』マウンティングポリス著(技術評論社)

あなたは、SNSで繰り広げられるマウンティング合戦に疲弊してませんか?

実は、一流エリートほど、マウンティングをビジネスに利用しています。マウンティングする人の心理を攻略して、上手に利用してみましょう。

▶前回:21世紀の英才教育とは?Google社も重要視する、AI時代を生き抜く子どもの脳の育て方


▼INDEX
1. マウンティングは、現代社会を生き抜くうえでの必須の教養

2. SNS上で繰り広げられるマウンティング合戦

3. 一流のエリートが駆使する「ステルスマウンティング」

4. 「マウントする」ではなく「マウントさせてあげる」超一流の処世術

5. 本書のココがすごい!

1. マウンティングは、現代社会を生き抜くうえでの必須の教養


『申し訳ありません。その日はあいにくのニューヨーク出張でして、同窓会に参加することができません』

『ピーター・ルーガー、NYに住んでいた頃によく行きました。ニューヨークで食べる、いつもの味が懐かしいなぁ』

これは、「グローバルマウント」の一例だ。「ニューヨーク出張」や「ニューヨークにおける自身の豊富な食体験」を挙げ、自身のグローバルな活躍ぶりを周囲に見せつけるマウンティング。

海外留学や海外在住歴といった欧米の都市が、グローバルの材料として用いられることが多い。その背景には、日本人特有の欧米コンプレックスがある。

中でも世界の経済と流行の中心地であるニューヨークは特別な存在であるため、ニューヨークを題材にしたマウンティングが、我が国では日々盛んに繰り広げられている。

SNSの発達で、私たちはほかの人がどんな人生を送っているのかをリアルタイムで知ることができるようになった。

しかし、弊害も生まれている。自身の充実した生活をSNS上でアピールする「マウンティング合戦」が絶え間なく繰り広げられ、マウンティングによって精神を疲弊させる「マウンティング疲れ」が増加した結果、深刻な社会問題となりつつある。

自分らしく満ち足りた人生を送るうえで、不毛なマウンティング競争は、できるかぎり回避したい。

一方で、人間の行動の大半はマウンティング欲求によって支配されており、マウンティングから完全に逃れることはほとんど不可能だ。

だとしたら「マウンティングは現代社会を生き抜くうえでの必須の教養である」と肯定的にとらえ、マウンティングを人生を切り開くためのツール、と考えるほうが得策なのではないか。

本書では「マウンティング地獄」から抜け出し、逆にマウンティングリテラシーを高め、マウンティングを適切に活用する方法をお伝えする。

この記事へのコメント

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No Name
あいにくNY出張中なので参加出来ませんとか、シャンパーニュ訪問時に〜〜 と聞いても、うわーマウント取られたなんて全く思わないけどなぁ。
2024/04/29 06:0310
No Name
へーそうなんですかーと、ただの情報提供としてマウントとは受け取らないです。人は自分のことを話したいものですから、、
2024/04/29 23:331

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