オトナの5分読書 Vol.10

東大に逆転合格した「リアルドラゴン桜」を生み続けてわかった、勉強以前に大事なこと

2. 「好き✕苦手」の勉強法


勉強の前に分析してマトリクスが完成したら、まずは「好き✕苦手」な分野から取り組むのがおすすめ。

「好き✕苦手」の勉強、すなわち「別に嫌いなわけでもなくて、どちらかというと好きなんだけど、なんか結果が出てないんだよな~」という分野の勉強法について。

好きなのに苦手な分野は、「努力の方向性」が間違っている可能性が高い。逆に言えば「努力の方向性」さえ修正すると、自然と結果はついてくる。

ここからは「正しい努力の方向性」の見つけ方を紹介する。


①「目的」の設定


何も考えず、がむしゃらに努力しても意味はない。努力の量ではなく、質を上げないと結果にはつながらない。

結論からいうと、結果を出せる人とそうでない人との最大の差は、「目的意識」にある

“結果につながる努力をする”ためには、その“努力の目的”を考えなければならない。

たとえば3時間勉強するとして、その3時間をひたすら参考書を見ているだけで終わらせることもできる。その一方で、「この3時間で、この分野の問題を解けるようになろう!」と、目的を意識して努力する努力することも可能だ。

まずは「目的を意識すること」。「何をしなければならないか」を考えることで、結果にコミットすることができるようになってくる。

②現在の「課題」を分析


でも、どうやって目的を持ったらよいのか。「目的」を明確にするためには、現在の課題を「分解」する必要がある。

「自分の英語力を現状分析してください」と言われて「英語ができない」とか「英語が苦手だ」とかでは不十分。

英語といってもいろんな分野がある。リスニング、英文法、英作文、英単語、さらにはスピーキング。自分はどこでつまずいて、何ができないから成績が低いのか、しっかり考えられていないと意味がない。

「英語」ではなく「英単語」や「英文法」、もっと分解して「英文法の関係詞の基礎問題」としっかりかみ砕いて考えていく。

現状を分析する前に、構成要素をしっかり分解してみることが重要。分解ができれば、あとは簡単で、その分解した要素の対策をしていくだけだ。


③目的を、目標として数字に落とし込んで具体的にする


たとえば、カーナビを想像してみよう。

「目的地」と「現在地」を入れて、はじめてルートを選択する。この「ルート選択」が「目標」だ。

「目標」とは、目的にたどり着くために立てる中間の指標や、行動・数字のこと

「英文法を覚えるために(目的)、この問題集を30ページ解く(目標)」といった具合で数字での指標が目標となる。

この目的から考えた「目標が明確」なほど、結果につながる効率的な努力ができ、結果が出やすい。

④二重目標を設定する


目標の立て方にも工夫が必要だ。

目標を立てても、それをうまく実行できないことがある。その理由は、目標=理想の塊になってしまうからである。

目標を立てているとき、人はやる気にみなぎっている。そういう状態だと、高い目標ばかりを立ててしまいがち。

高い目標を立てると、毎日続けるのはとても難しいし、ちょっとでもうまくいかなくなると、すべて嫌になってしまうことがある。

だからといって、簡単な目標にしすぎてしまうと、自分が本当にできる範囲を狭めてしまうことになる。

そこでおすすめするのが「二重目標」という考え方。

これは、実際多くの東大生が実践しているやり方だ。

最低限達成したいラインを「最低目標」、最高で達成したいラインを「最高目標」にして2つの目標を立てるという手法だ。

「最低でも2時間は勉強しよう」「最低でも10ページは終わらせよう」と最低ラインが決まっている状態なら、まったくやらないという最悪の事態はさけられる。

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