
帰宅後ルーティンで、新しい人生が始まる。1日を2倍にする時間管理法とは
例えば、カップ麺のできあがりを待つ時間やプランクの姿勢(体幹トレーニングの一種)を維持する時間は、時間がゆっくりすぎるだろう。それは時間を「意識」しているからだ。
逆にデパートやショッピングモールに窓や時計がない理由は、客に時間の流れを忘れさせるためだ。
時間を意識して使ってみれば、急に帰宅後の時間がとても長く感じられるだろう。このようにして24時間モニタリングをする習慣を身につければ、他の人より2倍長い1日を生きられる。
第2の理由は、重要でないことに時間を奪われるからだ。
例えば、友人とメッセンジャーでたわいもない話をやりとりする時間、リアルタイムの検索ワードをクリックしてチェックする時間、SNSを習慣的にスクロールする時間は思った以上に長い。30分ごとに振り返ってみれば、自分がどのように時間を使っているのかを正確に把握することができる。
時間を意識するということが、重要なポイントとなる。
ぼんやりとしている間にも時間はすばやく逃げていく。だからこそ、時間を常に意識していなければならない。
誰にでも同じように24時間が与えられているが、特段することもないのに、いつも忙しいという言葉を口にする。
一方別の誰かは、すでに多くの仕事をこなしていながらも、新しいチャンスが訪れたら逃さない。これもまた、時間を意識しているかいないかの違いだ。
では、どうやって時間を意識するのか、を次から見ていく。
方法②:デイリープランナーのすすめ
「これから時間を管理するぞ!」と思った人が真っ先に思い浮かべるのは、まさにプランナー(スケジュール表)だろう。基本的にプランナーとは、すべきことを事前に計画するために使うものだ。
しかし、私は時間管理のためなら、事前計画より事後記録が重要だと考える。
実際、私を大きく変化させたのも事後記録で、さらに実践率が高まったときも、事後記録に集中したときだった。
事後記録とは、ある時間にどんなことをしようと事前にプランを立てて記録するのではなく、あることを終えるたびに、また1時間毎にさっきまでしたことを記録する方法だ。
これをすることで、どの時間帯によく集中しているのか、いつどこで、どんな種類の仕事をするときに効率が落ちているのかなどを確認できる。
事後記録は簡単だが、習慣化するまで実践はかなり難しい。まず、決まった時間のたびに記録しなければならないこと自体を忘れがちだ。
この事後記録は、時間管理の基本であり、すべてだと私は考えている。
方法③:帰宅後ルーティンの時間割を作る
与えられた時間を細かく記録したあとは、それを活用することになる。
帰宅後時間を充実させたければ、決まった時間に決まったことをするルーティンを作るのがお勧めだ。
どの時間帯にどのようなことをすれば最も効率的かを知るためには、デイリープランナーを使いながらも集中度も一緒に記録すればよい。
5. 本書のココがすごい!
今回紹介した、『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』リュ・ハンビン著(文響社)のすごいところは下記に集約される。
①帰宅後の3~4時間という具体的な時間の提示なので、すぐに取り入れられそう。
②アクションプランナーの作成方法が具体的に示されているところ。
③ルーティンが崩れそうになったときの対処法についても書かれているので、続けられそう。
【著者】 リュ・ハンビン
韓国生まれ、韓国育ちの獣医師であり、時間管理アドバイザーとして、時間管理や副業に関する情報を発信するパワーインフルエンサー。
帰宅後時間を活用した結果、現在は獣医の仕事を続けながら、自己啓発系YouTuberとなり、オンライン講座やオフライン講座の講師、俳優、プランナー(スケジュール表)制作者として、やりたいことをすべて実現している。
YouTubeを通じて、帰宅後ルーティンや独自の時間管理法、副業の秘訣などを発信したところ、大反響を得て累計再生数は390万回を突破した。また、オンライン講座のプラットフォーム「CLASS101」で行われている時間管理に関する講座は、長期間にわたり人気が集中している。
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