
帰宅後ルーティンで、新しい人生が始まる。1日を2倍にする時間管理法とは
2. やりたいことは、週末にしかできない?
多くの人が平日を「出勤日」、週末を「出勤しない日」だと考えている。しかし、平日を一括りにして「出勤日」と考えるのはもったいない。
24時間ずっと働いているわけではないからだ。
それなのに、人々は出勤する平日には、出勤前や帰宅後に何か他にできるとは思っていない。
私は、時間をひとまとめに見ず、一瞬一瞬に集中しながら、すべての時間を拡大して見ることにした。
会社に滞在する時間は1日24時間のうち、休憩時間を含めても9時間ちょっと。
睡眠時間を7時間確保して、あれこれ仕事のために取られる時間があるとしても、最低でも毎日3~4時間は確保できる。
午後6時まで働いたとしても、帰宅後は働いていない時間だ。
帰宅後の時間を有効活用することを考えてみよう。
②エネルギーを満たしてくれる
仕事が終わった後に休んでばかりいる人からすれば、帰宅後に何であれ一生懸命やる人は「すごい体力の持ち主」に見えるかもしれない。
しかし、人にやらされてすることと、自分が好きですることではエネルギーの消費量が異なる。
好きなことで時間をフルに使うことは、エネルギーを奪い取られることではなく、むしろエネルギーを満たしてくれることだとわかった。
好きなことを見つけて実行し、昨日より少し成長した自分に出会えることは、自分をずっと輝かせてくれる。
③自己肯定感が上がる
たまに会社でうまくいかなかったり、上司に怒られたりすると、自分の存在自体が全否定されるようでなおさら落ち込んでしまうことがないだろうか。
「何が問題なんだろう?自己肯定感が低いから?」と考えてしまう。メディアがそろいもそろって「低い自己肯定感を高めよ」と騒ぎ立てるせいだ。
人間関係でつらいのは、すべて自己肯定感が低いせいで、自己肯定感さえ取り戻せば、すべての問題が解決される。そう信じて、自己肯定感を高めるというカウンセリングプログラム、ダイアリー、瞑想など数多くのコンテンツにお金と時間を使う人は多い。
このようなコンテンツやプログラムで、本当に自己肯定感を取り戻せるなら何よりだが、2~3回のプログラムだけで自己肯定感を高めるのはたやすくない。
私は、自ら作った帰宅後ルーティンに従って動き、自分が得意なことを探してサイドプロジェクトを始めるうちに、自然に自己肯定感が高まっていった。
自分の役割や能力を職場内で決めつけず、職場を離れて自分ができることを発見することによって、職場がすべてではない人生を歩むことができたおかげだ。
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