江戸前の粋を極めた握りが楽しめる、元麻布の隠れ家鮨『すし 田いら』

元麻布3丁目のマンションの一室に入る『すし 田いら』

表に看板は無し、以前は住所も非公開だったという、まさに究極の隠れ家鮨となっている。

温かく穏やかな空気が流れる店内で、本格江戸前鮨を堪能しよう!



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マンションの一室に潜む、秘められた鮨店で過ごす優越

お店の場所はマンションの1階だが、路面ではなく、奥まったところにある。オートロックで部屋番号を押し、中に入るとその突き当たりにお店が。この隠れ家感がまたいい


『すし 田いら』は表に看板はなく、かつては住所も非公開。建物の奥まで行かないと入口もわからない究極の隠れ家となっている。

その理由について、「僕自身が何もしなくても目立ってしまうので」とはにかむ店主の平 公一さん。


学生相撲出身の立派な体格で、名店『海味』で大将も務めた。

そんな経緯もあり、独立時はひっそりと丁寧な仕事ができる場所を探し、元麻布3丁目に店を構えた。

「扉を開けないとわからない穴蔵のような建物がよかったですね」

檜のL字カウンターはゆったりしており、落ち着ける空間。壁にはその日出されるネタの木札もかかる。信楽焼の蒸し器、スペインレンガのコースターなど調度品も目を引く


店には、江戸前の粋を極めた握りや、繊細な彩りの一品を目当てに『海味』時代からのゲストや近くに住む夫婦グループなどが集まる。


一品目に登場する「じゅんさいとウニのトマトジュレがけ」。

トマトの爽やかさとゆずの風味が調和する、夏らしい涼しげな一品。


コースの始まりは「コハダ」。

「手間をかけた分、ネタを育てる感覚があります」との言葉どおり、締めてから5日以上寝かせたコハダが半身ずつ綱のように美しく握られている。

旬の脂が乗った「穴子」はふっくらとほどける美味しさにタレが絡む。すべて「おまかせコース」(42,000円/2月~6月は36,000円)より


カウンターには樹齢300年以上の檜の一枚板を使うなど見事な設えが整えられているが、平さんの人柄もあり、店内は終始、穏やかな雰囲気。

訪れて、ぜひその温かさを感じて欲しい。

■店舗概要
店名:すし 田いら
住所:港区元麻布3-2-13 Style元麻布 1F
TEL:03-6789-2280
営業時間:17:30~
定休日:日曜、月曜
席数:カウンター12席

すし 田いら(六本木) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

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