もう片隅で、凍えないよう Vol.4

優しかった彼が、急に冷たくなったのはなぜ?4年ぶりの再会で彼が明かしたまさかの理由

きっかけは、1遍のエッセイだった―。

『私の、忘れられない冬』

ライターの希依(28)は、WEBエッセイに自身の過去を赤裸々に綴った。

その記事の公開日、InstagramのDMに不思議なメッセージが届く。

「これって、青崎想太くんのことですよね?LINE、知ってますよ」

平和だった希依の人生が、めまぐるしく変わっていく―。

◆これまでのあらすじ

希依は、咲と顕彰を連れて、想太に会いに行った。想太は今の彼女が「心配性」なのだと言い、早々に帰ろうとしてしまう。しかし帰り際、想太は「希依と2人で話したい」と言い…。

▶前回:元カレと4年ぶりの再会。「未練はない」と確信していたのに、彼の“ある言葉”に動揺し…


“2人で話したい。あの冬のことについて”

道端に立つ希依は、まるで時が停止したかのような感覚に包まれていた。かろうじて、声をしぼり出す。

「…いいけど、想太、時間大丈夫なの?」

「うん。希依に、ずっと言いたいことがあったから」

希依は、咲からの厳しい目線を感じ......


この記事へのコメント

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No Name
やっぱり…。顕彰怪しいんだよね。咲もだけど。
2023/01/06 05:2951返信1件
No Name
にしても、道端でそんなに泣かなくても😆
2023/01/06 05:3433返信8件
No Name
旦那さんパイロットなら安定してるね。よかったね!
に対して、「安定ってなによ?」と聞き返すおバカな希依。
2023/01/06 05:3232返信1件
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