この神々しきひと皿に満たされない人はいない
“伊勢海老”
生きのいい伊勢海老は、茨城で揚がったもの。しっかりと身が詰まった、300g前後のものを選んで使っている。
1尾で2名分、濃厚な旨みにしっかりと満たされる。
「伊勢海老の香港風」は、殻ごとさっと揚げてからネギと炒め合わせ、上湯を入れてとろみを付けて仕上げている。中華鍋を操るスピード感が肝要だ。
ハリのある身に海老みそのソースが絡む。
滋味深さに思わず笑顔が溢れる!
“鱶鰭”
フカヒレの中で2番目に高級とされる「海虎翅(ホイフーチー)」を使用。
大変な手間がかかるが、お店で時間をかけて戻し、余分なものを取り除いて繊維を丁寧にほぐしている。
豚のスネ肉と老鶏、金華ハムを使い、6時間かけて丹念に旨みを抽出する極上のスープ「上湯」の中には、たっぷりのフカヒレとアミガサダケ、キヌガサダケが。
「海虎翅」は繊維が太く、長いので、フカヒレの魅力である食感を存分に楽しめる。
特注サイズを予約するサプライズは最大の切り札
“鮑”
干し鮑は、ツバメの巣・フカヒレと並ぶ、中国の三大食材。
干した海産物は“乾貨(ガンフォ)”と呼ばれ「貨幣に匹敵する価値のあるもの」として珍重される。
昨年から買い集めていたという希少な干し鮑。
鮑料理が含まれる「吉品鮑コース」(38,500円)もあるが、40,000円前後~100,000円超の大きいサイズを希望する場合は、別途オーダーを。
弩級の鮑をこっそり予約しておけば、ディナーの感動は深まるばかり。戻すには時間を要するため、1週間前には依頼したい。
高級食材以外も至福のラインナップ
香港のストリートフードの代表格である「海老雲呑麺」も、新鮮な車海老を使いリッチな仕様に。
独特の食感の麺と極薄の皮もパーフェクト!
ワインだけでなく紹興酒や日本酒も織り交ぜるペアリングが、料理の魅力を増幅させる。
ペアリングコース 8,800円~。
◆
新天地となる、ここ“鴻禧”では、練達の技と極上の素材とが出合うのだから堪らない。
また、カウンター席ではスピード感溢れるダイナミックな料理の工程も楽しめ、活気のある空気にゲストの会話も弾んでいく。
クリスピーチキンの油の跳ねる音や、素材を炒める際に立ち上る甘美な香りなどがダイレクトに感じられ、否が応にも気分は高揚。
最高のディナーの記憶として、2人の心に刻まれることだろう。
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