年末も近くなってきて、とっておきのデートに贅沢ディナーを楽しみたい季節!
そんな気分のときは、今年7月に虎ノ門ヒルズほど近くに誕生した、“伝説のシェフの香港料理店”がおすすめだ。
スペシャリテの「クリスピーチキン」をはじめ、伊勢海老やフカヒレなど、極上の食材たちと出合える。
今冬のデートの最強の一手として、押さえておきたい!
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
香港料理の伝道師が開いた、注目の新店!
東京に居ながらにして、本国と寸分たがわぬ世界の美味を楽しめる店は、経験値の高い大人にとっては魅力的。
そして今、「香港そのものの味ならばここ」と目されているのが、7月に虎ノ門でオープンした『港式料理 鴻禧』だ。
料理長の覃 志光さん、通称・トミーさんは、香港料理の伝道師として名を馳せる人物。
16歳で料理の世界に入り、メキメキと腕をあげて37歳で来日。今はなき広東料理の名店『福臨門魚翅海鮮酒家』の東京・大阪・名古屋の各店で長く腕を振るってきた。
その後は、錦糸町にあった『サウスラボ南方』のシェフに。
スペシャリテの「クリスピーチキン」を筆頭に、一見シンプルだが確かな技術が要される料理で大人気となる。
幻のスペシャリテの復活という感動を共有する
“脆皮炸子鶏”
茨城の農場で飼育されている「クリスピーチキン専用」の丸鶏を使用。
香港の鶏が原種で、日本の鶏にはない濃い味わいと、黄色みを帯びたあっさりとした脂が特徴だ。
表面に水飴と酢を混ぜたものを塗り、よく乾かしてから揚げることで、薄い皮はパリッと黄金色に、肉はしっとりと仕上がる。脳みそなど、普段お目にかかれない部位に出合えることも。
食通に絶大な支持を得ていた『サウスラボ南方』のスペシャリテの復活という面でも、切り札の魅力を高めている。
丸鶏が揚げられるクライマックスに、ふたりの熱気も高まっていく
クリスピーチキンは、徐々に温度が高まってくる油を、レードルで何度も何度もまんべんなく掛けて美しい黄金色に仕上げていく。
長年の経験から、ベストな揚げ加減を見極めているのだ。