表参道の艶やかな名店で、ひっそりお忍びデート!旬を感じる本格和食に癒される

【五品目】八寸


8寸(24cm)四方の杉の盆に海と山の幸を贅沢に盛りつけたもの。日本料理の形式により順序や内容はさまざま。


右上から時計回りに、ウニ、白バイ貝、揚銀杏、マコガレイの手毬寿司、平貝、インゲンの胡麻和え、もずく。

「八寸でお酒を楽しんでほしい」との意図があり、日本酒が進む内容。

【六品目】焚合


2種類以上の食材を使った煮物。お出汁や醤油などで煮るが、お出汁は二番だしを使うことが一般的といわれる。


丸茄子と但馬玄(たじまぐろ)の焚合。但馬玄は「上田畜産」で特別な餌で育てられ、月に10頭ほどしか出荷されない希少銘柄。

器は、麦わらを模した江戸時代の古伊万里。

【七品目】強肴


懐石料理で一汁三菜とは別で出される一品。和え物、揚げ物などさまざまで、当日オススメの食材が使われる。


ぷりっとした歯ごたえとレア感が共存する伊勢海老の炙り。濃厚な伊勢海老の味噌のソースがかかった贅沢な味わい。

魯山人の割山椒の器は、山椒がはじけたままのいびつさが魅力。

【八品目】食事


炊き上げるご飯。最初に煮えばなが出て、次に蒸らしが進んだご飯、最後に十分に蒸らされたご飯が出る。


滋賀県甲賀市の近江米の煮えばな。煮えばなとは、米からご飯に変わる瞬間の水分をたっぷり含んだ米のこと。

香り高くアルデンテのような食感の煮えばなを、最初に少しいただく。

【九品目】菓子・抹茶


季節を表す和菓子と抹茶。基本的には菓子を先に食べてから抹茶をいただく。抹茶のいただき方は茶道と同じ。


菓子はこしあんと栗を使った栗大福。

抹茶の器は唐津の岡本作礼さんの作品。岡本さんは、宮坂さんが尊敬している陶芸家で、かねてから交流のある恩人でもある。

【十品目】水物


水分を多く含む食品のことで、果物や水菓子をさす。季節の果物のこともあればアイスや水羊羹の場合もある。


ラリックのアンティークのグラスに入るのは、シャインマスカットとピオーネ、奈良の刀根早生柿、洋梨のアイス、グレープフルーツのゼリー。

料理は全てコース(38,000円)より。



料理でも旬を存分に感じられ、ふたりの中で季節の思い出として色濃く残る。

そんな文化度の高い時間を、静謐かつ今の時代の艶やかさもある場所で共有することが、和食デートの切り札に。

ぜひ、ここ東京・表参道の街にひっそりと溶け込む名店へ。


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