2.コース焼肉の新基軸。和牛のミニバーガーは唯一無二の美味さ@外苑前
『合奇苑』
さまざまな食ジャンルの中でも、とりわけ“日進月歩”な印象が強いのが「焼肉」。
圧倒的な“新機軸”を打ち出した注目のニューフェイスが、またひとつ誕生した。
強豪ひしめく東京でも、トップクラスの超人気焼肉店で6年の経験を積んだ店主の奥田剛央さん。
修業先で会得した“おまかせコースで、肉はスタッフが焼いてくれるスタイル”を踏襲しつつ、さらに、多面的な魅力を凝縮させた「和牛スライダー」や和牛とキャビアの軍艦寿司など提供する。
『合奇苑』ならではのインパクト大のメニューを、コースのそこここにちりばめているのだ。
トリュフの芳香が脳を揺さぶり、肉の旨みに陶酔する
「和牛スライダー」は、特製のバンズをロースターで焼いてから、ローストビーフのレア部分だけを使い自家製サワークリーム、タレ、そしてトリュフをサンド。唯一無二の逸品だ。
端正なフォルムにまず驚かされる、その名も「スターレット軍艦」には、幻と謳われる最高級の「スターレットキャビア」を惜しげもなく。
口の中で、シルキーなサーロインと融合する。
「ザブトンと月見ダレ」は、とろろ芋に濃厚な黄身とタレ、ザブトンの脂分をなじませながら食するのがポイント。
「ご飯が進む味付けを意識しています」という、自慢のタレを纏った赤身も外せない。
料理はすべて「奇縁」コース(19,800円)より。ほか、アラカルトメニューも充実。
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焼肉店の根幹である肉は、九州産を中心に選びぬいた黒毛和牛のみ。
ご飯に最適化された味わいのタレや、定番のたまごスープ、〆の冷麺など、スタンダードな要素もしっかりと考え抜いて構成されている。
最先端と王道とが共存するだけに、予約困難になるのは時間の問題だ。
秘めやかなアプローチを進むごとに、肉の世界へ没入していく
プライベート感を重視するなら、広さの異なる個室が使い勝手がいい。
全6室(一部半個室)、ルームチャージは1,100円。