「この店、行ってみたい!」デートのきっかけになる、新しい美食に出合える新店6選!

3.日本酒を片手に粋な夜!艶やかな大人に似合うおでんバー@恵比寿
『青ちょうちん』


2022/7/4 OPEN

1930年前後に製造された初期トーキー時代の映画館用スピーカーは、圧巻の存在感を放つ。良質な音に包まれて滋味深い出汁の美味に浸る至福の時間を


マニア垂涎のスピーカー音が響く店内で、日本酒を傾ける癒しの時間を


個性的な店が連なる恵比寿の「BRICK END」に、また一つ面白い店が加わった。

『青ちょうちん』のカウンター中央に鎮座するのは、大きなスピーカー。

その道のマニアには言わずと知れた名品「ウェスタンエレクトリック」の、16Aホーンから流れる音楽を聴きながら、ひと手間かけたおでんをつまみに酒を楽しめる。

店を手がけるのは、白金の割烹料理店『あき山』だ。

「おでん盛り合わせ」(2,200円)は、大根、根曲がり、烏骨鶏の玉子などおすすめを5品程度。昆布、鰹、鮪の出汁と薄口醤油で調合し、甘すぎずふくよかな香りに仕立てている


「白金のカウンター割烹は来られる人が限られてしまう。なのでもっとカジュアルに、出汁を感じられる惣菜と日本酒を楽しめて、なおかついい音が流れる空間を作りたかったんです」と、店主の秋山英登さん。

「ここは、自分が仕事終わりに行きたい店を具現化した場所」でもあると言う。

秋山さんが「ずっとやりたかった」と話す鮪節と薄口醤油で仕立てた出汁のおでんは、さすがは星付き割烹の上品さ。合わせる日本酒も、入手困難な高級酒がセラーに並ぶ。

洒落た空間で極上のおでんと酒と音に酔う粋な夜が、寒さ深まるこれからの季節の定番になりそうだ。

一ツ星割烹のアテが贅沢!


『あき山』の定番料理「ひじきのきんぴら」600円。人参と絹さやのシャッキリ食感が美味。


「鮪のお造り」(2,200円)はトロの“剥がし”を提供。


唎酒師の資格を持つスタッフの小柳美李さんが、日本酒を厳選。

市場に出回ることは稀な、山田錦中取り純米吟醸の「十四代」や、「新政 見えざるピンクのユニコーン」など、高級な限定酒や希少酒がそろう。グラス 600円~2,200円。


秋山さん私物のジャズのレコードが流れる。火曜と金様は、秋山さんが店に立つことも。

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