「赤身漬け」
間に海苔を入れた赤身漬け。
「中トロ柵漬け」
惚れ込んだ味を5貫連続、マグロショーのごとく多彩に提供する時間に圧倒される。
集中力が人並み外れている荒木さんだが、実は元プロボクサー。
「ボクシングには手だけで闘うという潔いルールがあって、鮨もシャリと魚だけ。シンプルなルールこその美学は共通していて、どちらも一瞬の真剣勝負です」と納得の持論を持つ。
こんな店に誘うべきはもちろん、真剣勝負な相手。ここぞの夜の期待に必ずや応えてくれる一軒だ。
名だたる鮨店と取引のある「登美粋」のエビを使用。エビといえば右に出るものはいない仲卸で、食感も、凝縮した旨みも最高峰だ。
“エビ盛り”のプレゼンは、是非ともスマホに収めたい。写真は北海道産。
修業先『秦野よしき』仕込みのネタも
「おいでなす」という歓迎の意味を込めて、1貫目に握る茄子。
揚げ茄子を煮浸しにしており、口内でお出汁のジューシーさに酢飯がなじむ瞬間がたまらない。
夫婦のテンポの良い掛け合いとプレゼンテーションが“楽しい鮨”を実現する
高校時代は国体で2位になるほどボクシングの実力のあった荒木さん。
握りを出すたびにダジャレを言い、女将さんが優しく突っ込む。その和やかさが心地よい。
ちなみに女将との出会いは大将の出張鮨。
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マグロという強みに加え、ムード高まるカウンターも味方してくれる同店。
恵比寿デートで彼女から「鮨」のオーダーがあったら、真っ先にこの一軒へ誘いたい!
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