― イイ男はすでに売約済み ―
婚活戦国時代の東京で、フリーの素敵な男性を捕まえるなんて、宝くじに当たるくらい難しいと言っても過言ではない。
待っているだけじゃ『イイ男』は現れない。
これだと思う人を見つけたら、緻密な戦略を立ててでも手に入れる価値がある。たとえその人に、彼女がいても…。
◆これまでのあらすじ
大手IT企業に勤める凛(30)は、大学時代の憧れだった先輩の悠馬(31)に再会するが、彼女持ちだった。悠馬を好きになってしまった凛は徐々に彼と仲良くなり、思わずキスをして告白する。
▶前回:久しぶりのデートを1時間で切り上げて帰った30歳女。彼女が、男に賞賛されたワケとは
「好き…」
悠馬と久しぶりのデート。バーでいい雰囲気になった凛は、思わず禁断の言葉を口にした。
我に返り、慌てて手で口を覆う。
― 言っちゃった…。
“略奪恋愛では告白はしないほうがいい”と涼子から聞いていたのに。
すぐに後悔したが、凛はふと思った。
......
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この記事へのコメント
好きになってくれるまで待ちます!
いつまでも待ちます!
気持ち悪いから。
必死過ぎて、相手の彼女の悪口をぽろっと言う所とか含めて。