『20代のうちに結婚したほうがいい』
一昔前の価値観と言われようとも、そう考える女性も少なくはない。
そんな焦りにとりつかれ、30歳目前でスピード婚をした広告デザイナー・穂波。
しかし穂波は、すぐに後悔することになる。
「なんで私、焦ってプロポーズをうけてしまったんだろう」
私にふさわしい男は、この人じゃなかった――。
◆これまでのあらすじ
夫・一樹の「支えてもらいたい」というスタンスに違和感を覚えた穂波は、正直に不満を伝える。しかし「結婚前の献身的な穂波は、一体どこに消えたんだ?」と言われてしまう。
▶前回:男友達と2人きりで、深夜まで…。遅くに帰宅した女に、新婚の夫が見せた反応
目が覚めると、穂波はキングサイズベッドの端にいた。
― ああ、夢に颯斗が出てきた。すごくかっこよかった…。
「人妻」なのに、こんなことは許されない。冷や汗をかきながら一樹のほうを見ると、一樹はすでに目を覚ましていて、深刻そうな表情を浮かべていた。
「おはよう。穂波」......
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この記事へのコメント
穂波調子に乗り過ぎ、本当にひどい女だよ。
ひたすら悲しみに満ちている一樹さんが気の毒で。あと、佐奈を声が小さくてぱっとしない女とかうるさいよ。