『20代のうちに結婚したほうがいい』
一昔前の価値観と言われようとも、そう考える女性も少なくはない。
そんな焦りにとりつかれ、30歳目前でスピード婚をした広告デザイナー・穂波。
しかし穂波は、すぐに後悔することになる。
「なんで私、焦ってプロポーズをうけてしまったんだろう」
私にふさわしい男は、この人じゃなかった――。
◆これまでのあらすじ
広告デザインのイベントに参加した穂波は、偶然、大学時代の友達・颯斗と再会。穂波は「颯斗こそ、私にふさわしいオトコだったのではないか」と思ってしまう。
▶前回:結婚してまだ1ヶ月なのに…。退屈を持て余した新妻が、男友達と飲みに行って感じたこと
土曜日の23時近く。
穂波は、自宅マンションのエレベーターの中、うっとりと頬を染めていた。
颯斗との再会の余韻が、まだ残っている。
― 颯斗…素敵な大人になってたなあ。
「穂波のこと、かなり気になってたからさ」と言った颯斗。驚くべきことに、昔話した理想のプロポ......
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この記事へのコメント
ハイスペックだから結婚したんでしょう?そして今も全て一樹にお金出してもらってるのに、結婚したら支えるなんてごめんだ? よく言うわ全く。
家にいるなら業者位と言うけど、怪しい急用が続いたら読書の為と言ってでも断りたい気持ち分かる。