4.地元民が夜な夜な通う大人の社交場@麻布十番
『酒肆ガランス』
隠れ家的なムード溢れる空間に、ひと癖ある酒や料理がボーダレスにそろう『酒肆ガランス』。
こなれた大人が夜な夜な訪れる、秘めた扉の向こうの世界を覗いてみた。
駅から徒歩10分の隠れ家な立地に、ドキドキせずにはいられない
スマホで場所を検索しても迷ってしまう、隠れ家と呼ぶに相応しい密やかな佇まい。
扉を開けると◯◯風や△△系とは括れない、異世界に迷い込んだような怪しく素敵な空間が現れ、ディナーの序章から胸が高まる。
ワインは自然派からクラシックまで約100種そろい、日本酒、焼酎、紹興酒などなんでもござれ。
テーブルのメニューに目を落とせば、ハムカツ、ステーキ、カレー……とジャンルレス。さらには、名物メニューが「濡れがらす」と謎めく。
果たしてここは何屋なのか?好奇心たっぷりに、ふたりでオーダーの相談をしていく過程が楽しい。
国に囚われない料理の数々が新鮮な気持ちにさせる
お通しは、黒トリュフペーストたっぷりの自家製ポテトチップス!
大人の遊び心にさっそく胃袋が刺激される。
「紹興酒漬けにハマってる」という店主、星野さんの自信作、「うにと卵黄の紹興酒漬け」1,760円。
コルシカ島のピノ・ノワールが相性抜群!
濡羽色をイメージした名物「濡れがらす 海苔のパスタ」1,650円。
イカ墨を練り込んだパスタを海苔で覆った、斬新な逸品。口に入れるたびに鼻を抜けていく、海苔の香りが堪らない。
「目指すのは、国旗を掲げるのではない東京スタイルのレストラン。面白ければ何でもいい」と、店主の星野哲也さん。
確かに、ここでの楽しみ方を熟知した粋で洒落た客が、時にはメニューにない料理をリクエストし、星野さんが選曲するタンゴの巨匠、アストル・ピアソラに聴き入る。
格好いい大人が集う、港区の社交場がここにある。
好奇心を掻き立てる調度品の数々は会話の盛り上げ役に
入手困難な年代物のバンドネオンがひっそりと置かれている。
店主の私物で、目下練習中との話。
マニア垂涎の、60~70年代のアルテック社製劇場用スピーカーは、タモリさんがセッティングしたという貴重な品。この音でレコードを聴きながら酒を飲む、粋な時間を過ごせる。
店内にはほかに、蓄音機のロールスロイスと呼ばれる「ビクトローラ・クレデンザ」も鎮座。
最後の盛り上がりを担う絶品スイーツ
「季節のフルーツパフェ」(1,980円)は、専用のホイップマシンで作る、エアリーで軽い“バフバフ”の生クリームが自慢。お酒の〆に!
白金から麻布十番へ移転した際に、若き30歳の中野竜義シェフ(右)が料理長に就任。
サービスは、店長の舟久保さん(左)と店主の星野さんが担当。
珍しいお酒のラインナップが酒好きたちに刺さる
ワインは店長でソムリエの舟久保綾子さんが厳選。
「スロバキアのナチュラルワインや、ジュラ地方のみで造られる「ヴァン・ジョーヌ」のほか、蟻を漬け込んだ薬膳酒「蟻酒」なる珍しい酒も飲める。
~注目!リアルな口コミ~
センス抜群な大人たちに囲まれる艶やかな夜!
見渡せば洒落た大人だらけ!よく知る十番の街にも、こんな秘密基地が……と驚愕。
またひとつ階段を登った気持ちに。
◆
上質な料理を楽しみながら、大人なゲストたちが作り出す心地良い活気に身を委ねる。
そんなおしゃれな港区らしいデートへ、彼女を誘い出してみて!
▶このほか:鮨と相性抜群のオレンジワイン!食欲をそそるほろ苦さと独特の香りがクセになる
東カレアプリでは「賑わう店」を完全網羅!
今月の『東京カレンダー』は「賑わう店」を特集!大人たちが夜な夜な集う「賑わう店」こそ、いいお店!
⇒アプリでのご利用はこちらから
※最新版のアプリをダウンロードしてください。
⇒紙版をお求めの方はこちらから
※東京カレンダーは毎月21日頃の発売です。今号は9/21(水)から。