2022.06.21
SPECIAL TALK Vol.93令和のニューリーダーたちへ
今夏、茨城県にある国営ひたち海浜公園で新たな音楽フェスが産声を上げる。
その名は“ラッキーフェス”。総合プロデューサーを務めるのは、起業家の堀 義人氏だ。
大学卒業後は総合商社に勤め、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA(経営学修士)を取得。
帰国後はマネジメント層向けのビジネススクール「グロービス」を設立し、1992年に独立すると、次世代リーダーが集まるプラットフォーム作りや故郷である茨城県の活性化にも乗り出す。
世の中をより良くしようと多方面で活躍する起業家はどのようにして生まれたのか。
堀氏の原点を紐解きながら次世代を担うリーダーに求められる姿勢を探る。
堀 義人氏 京都大学工学部卒、ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。住友商事株式会社を経て、1992年株式会社グロービス設立。1996年グロービス・キャピタル設立。2006年4月、グロービス経営大学院を開学、学長に就任。2008年日本版ダボス会議である「G1サミット」を創設し、現在一般社団法人G1の代表理事を務める。2011年3月の東日本大震災後に復興支援プロジェクト「KIBOW」を設立。現在一般財団法人KIBOWの代表理事を務め、KIBOW社会的インパクトファンドを組成・運営している。2016年に「水戸ど真ん中再生プロジェクト」を始動。同年4月に茨城ロボッツ、2019年11月に茨城放送の取締役兼オーナーに就任。5男の父親で、水泳のジャパン・マスターズに毎年出場している。
金丸:本日は起業家で、グロービス経営大学院学長の堀 義人さんをお招きしました。お忙しいところありがとうございます。
堀:こちらこそお招きいただきありがとうございます。
金丸:今日の対談の舞台は『銀座安久』です。京都宮川町の名店『安久』の2号店として昨年9月にオープンしたそうです。板前も京都からいらしていますので、学生時代を京都で過ごされた堀さんにはぴったりかと。
堀:それは楽しみです。金丸さんとこんなふうにふたりでじっくり話すのは、初めてですよね。
金丸:堀さんとは二十数年来の付き合いですが、確かにそうですね。これまで対談したお相手の中には、堀さんに見い出された起業家も多いので、私としてはいよいよ“本丸”に攻め込む気分ですよ(笑)。
堀:最初にお会いしたのは、1994年ぐらいかと。金丸さんをはじめ少し上の世代って、僕からするとキラキラしているんですよ。
金丸:いやいや、堀さんの経歴の前では、私なんて霞みます。
堀:実は今年、還暦を迎えまして。
金丸:しかし還暦とは思えないほど、いろいろな分野で精力的に活動されていますよね。最近では音楽フェスも手掛けているとか。
堀:そうなんです。茨城放送主催の「ラッキーエフエム グリーン フェスティバル」の総合プロデューサーを務めています。7月23、24日の初開催に向けて、急ピッチで準備を進めているところです。
金丸:そもそも音楽やフェスとの接点はあったのですか?
堀:それが何もないので、とにかく各地のフェスに参加しまくっています。自分でチケットを予約して、会場まで車を運転して。
金丸:全部自分でやっているんですか。
堀:参加していいと思ったところや、改善が必要だなと感じたところをメモしながら、どんなフェスにしようかといつもアイデアを練っていますよ。
金丸:それは開催が楽しみですね。今日は起業家としての堀さんがどのように生まれ育ったのか、またグロービス経営大学院を立ち上げるだけでなく、分野を超えて人材を発掘し、音楽フェスまで手掛けるバイタリティはどこからあふれてくるのか。じっくりお話を伺いながら、その秘密に迫りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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