『嫉妬こそ生きる力だ』
ある作家は、そんな名言を残した。
でも、東京という、常に青天井を見させられるこの地には、そんな風に綺麗に気持ちを整理できない女たちがいる。
そして、”嫉妬”という感情は女たちをどこまでも突き動かす。
ときに、制御不能な域にまで…。
静かに蠢きはじめる、女の狂気。
覗き見する覚悟は、…できましたか?
▶前回:エリート夫婦の間に生まれた、平凡な子ども。成績を伸ばすために母親がとった異様な手段
気付く女
はじめて梨奈を見たとき、心が拒否反応を示した。
私の人生に、この女はいらない。そう思った。
ピンクのニットに、ふんわり巻かれたロングヘア。不必要に甲高い猫撫で声、上目遣い…。
私のこれまでの30年の人生で、この類の女性は登場してこなかった。
東大を出て、外資コ......
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この記事へのコメント
あとあの女は梨奈の前に翔太に彼女がいた事知らなかったの?
話も大学で男と女が親友になる話はそんなに現実にあるもの?この連載で少なくとも2回目だけど。
最後まで突っ込み所だらけの連載だった。