2022.02.25
現代の“教育・お受験”リアルドキュメント Vol.10「学校の先生には任せておけない」それが親の本音
WEB調査ではいくつかの質問をしているが、最初に聞いているのが「子どもへの英語教育はどのぐらい重要か」という問いだ。
その結果、62.5%の親が英語教育を「かなり重要」だと回答しており、理由も切実なものがある。
「英語を話せなければ人に使われるだけの時代になると考えています」(30代女性・世帯年収5,000万)
「これからの社会、日本だけではなく海外でも働けるようになる必要がある」(30代女性・世帯年収1,500万)
「世界にでるときに、英語が話せてニュアンスまでわからならなければ勝負もできない」(40代女性・世帯年収1,500万)
「やや重要」だと回答した割合も含めると、実に87%強の世帯が我が子への英語教育を真剣に考えている。
そして重要だと答える多くの親が、小中高といった初等中等教育機関における英語教育は実践で役に立たないと、不満を感じているのだ。
「ライティング先行で、うまく喋ろうとしても、英語でのコミュニケーション力が身についていない」(40代女性・世帯年収1,000万)
「テストでできても、実際の会話ができないところがダメ」(40代女性・世帯年収1,000万)
「ヒアリングが弱いのと、イギリスに留学中に文法が古いと言われた」(40代女性・世帯年収1,500万)
「先日娘のワークブックを見ましたが、日本語をローマ字表記にする練習をやっており、これって必要なのかと疑問を感じました」(40代女性・世帯年収1,800万)
「小学生のときは遊び感覚なのに、中学になると途端に勉強に代わるので、環境の温度差が激しすぎる。
小学校で習ったとされる内容は中学では飛ばされるので、授業について行ける子とそうでない子の差も激しい」(40代女性・世帯年収1,200万)
「子どもが公立の小学校に通っていますが、お世辞にも学校の先生に任せておけば大丈夫なんて言えたものではありません」(30代女性・世帯年収3,000万)
淡々と溢れ出る親たちの声に、思わず頷いてしまう方もいるかもしれない。教育熱心な親の多くは、すでに国など当てにしていないのだ。
では、そうした親の多くが我が子への英語教育をどのように施しているのか。まずは我が子への英語教育を何歳から始めているのかを見てみたい。
回答で最も多かったのが「1〜2歳未満」で、全体の18%を占める。
「英語に抵抗をもってほしくなかったので、すんなり頭に入る幼少期からを選びました。ネイティブの先生がいる、主に歌や遊びを楽しむ母子分離の幼児教室です」(30代女性・世帯年収1,800万)
「LとRの発音の違いを母国語レベルで聞き分けられるようにするには、乳幼児期の言語環境が重要と言われます。まずはそうした英語環境に子どもを慣らすための、土台作りをしました」(50代女性・世帯年収2,500万)
傾向的には「英語に苦手意識を感じさせないために」という理由が多く、英語がいつもそこにあるもの、という感覚を狙っているようだ。
では2位はというと「2〜3歳未満」で 14%を占めた。
子どもがある程度、意思疎通できる年齢に達すると、英語を使ったリトミックなど通える教室も増えてくる。
そうしたところを親子で見学した際に子どもが楽しそうにする姿を見て、これならと通わせることを決断する親も多い。
調査結果をご覧のように、いずれにしても英語教育を始めるタイミングとしてはかなり早い時期に集中していることがわかる。
では教育熱心な親たちは、我が子への英語教育として何を取り入れているのだろうか?
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