『嫉妬こそ生きる力だ』
ある作家は、そんな名言を残した。
でも、東京という、常に青天井を見させられるこの地には、そんな風に綺麗に気持ちを整理できない女たちがいる。
そして、”嫉妬”という感情は女たちをどこまでも突き動かす。
ときに、制御不能な域にまで…。
静かに蠢きはじめる、女の狂気。
覗き見する覚悟は、…できましたか?
▶前回:「どなたか弁護士紹介してくれませんか?」女がSNSに意味深な投稿をした、恐ろしい理由
置き去りにする女
若さは、正義だ。
「奈々子ちゃんって言うの?めっちゃ可愛いよね」
「そんな、私なんて…」
さらさらの髪の毛、ハリのある肌、全身から漂う瑞々しさ。女の私ですら、見入ってしまう。
「いくつ?」
「今年25歳になります」
広告代理店勤務という男は、ずっと奈々子に......
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この記事へのコメント
奈々子みたいな子は上手くやると思う。そこが円山町だからとか関係なく、しっかり断るけれど部長を虜にして、いつかマーケティング部に異動すると思うわ。