
高級寿司を食べにヘリで京都へ。最上級のデートで男の誘惑に抗えない女の選択は…
「彼以外を、好きになってはいけない」
そう思えば思うほど、彼以外に目を向けてしまう。
人は危険とわかっていながら、なぜ“甘い果実”に手を伸ばしてしまうのか。
これは結婚を控えた女が、甘い罠に落ちていく悲劇である。
◆これまでのあらすじ
交際4年目の彼氏・大介との結婚に迷いを感じ始めた美津は、以前取材したバーで、パーソナルジム経営者・篤志から口説かれる。最初はあしらっていた美津だが、次第にほだされ彼が退店すると後を追ってしまい…。
▶前回:「婚約者の彼だと、退屈」平凡な未来に鬱屈する女が、他の男に魔が差してしまい…
バー『onogi』の扉が、ゆっくりと閉じていく。
美津はそのスキマに細い腕をすべり込ませた。
重い扉をグッと押し開け、篤志の後ろ姿に向かってすがるように声をかける。
「ま、待ってください!篤志さん」
「…あれ?どうしたんですか?」
振り返った篤志は、発し......
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この記事へのコメント
美津だけいいとこ取りで、大ちゃんが傷つくようなストーリーになってほしくない。まぁ、篤志は妻子持ちだろうけど。
ヘリと一緒に墜落してしまえ。