本当に怖い、女の話 Vol.5

38歳・独身女が親友の子どもに異様な執着を見せる。そして、恐ろしすぎる計画を企てはじめ…

『嫉妬こそ生きる力だ』

ある作家は、そんな名言を残した。

でも、東京という、常に青天井を見させられるこの地には、そんな風に綺麗に気持ちを整理できない女たちがいる。

そして、”嫉妬”という感情は女たちをどこまでも突き動かす。

ときに、制御不能な域にまで…。

静かに蠢きはじめる、女の狂気。

覗き見する覚悟は、…できましたか?

▶前回:「マッチングアプリは25個以上やってる」婚活にのめりこんだ女が思いついた、危険な最終手段


目覚めた女


両親が不仲だったせいだろうか、私は幼い頃から“結婚”というものに憧れを抱いたことがない。

恋人がいたこともあったが、長くは続かなかった。常に一定の距離を保ちたい私と、距離を縮めたい彼。その価値観の不一致に、妥協してくれる男性はいなかった。

ひとりは快適だ。

誰に遠慮することなく、誰からも邪魔されることなく、自由に好きなことができる。

38歳・未婚というステータスにときおり生きづらさを感じることがあるけれど、大手出版社の編集者として培ったキャリアと経済力は、そんな些末なものを追い払ってくれる。

誇れるキャリアと、自由なプライベート。

私は自分の人生に満足していた。

…それなのに、ある日を境に、私の平穏な生活に徐々に不協和音が鳴り響きはじめた。

原因は、あの子。

梨花ちゃん、5歳。

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