• PR
  • CHANGE(チェンジ) ~いくつになっても初体験っていいもんだ~ Vol.5

    渋谷の人気バーが推す「寿司×ジンカクテル」。新感覚のペアリングに大人も高揚

    日本の四季を喉の奥で感じる、初めての感覚に身を委ねて


    ひと口飲み、驚きの表情で視線を交わす2人。

    「ジン独特のキレはしっかり感じながら、繊細な香りがスーッと入ってきて。見知ったジンカクテルとは、ひと味もふた味も違う」

    そう彼が感想を漏らせば…

    「上品な口当たりで優しい甘みも感じられてびっくり。鈴木さんの話を聞いたから、和素材ひとつひとつを探しながら飲んだけれど、確かに感じられますね」

    と彼女もうなずく。鈴木氏がその言葉を受け、続けた。

    ROKUで使用している6種の和素材は丸1年かけて、それぞれの旬の時期に手摘みで収穫しているそうです。そこからさらに、素材ごとの特長を活かすべく蒸溜方法も分けるなど、こだわりは相当ですよね。僕らバーテンダーは、そんな特別なお酒からイマジネーションをふくらませ、どんなカクテルにするか考えます。腕が鳴りますね」

    ゆっくりと味わい食前の1杯を愉しんだ2人。いよいよこの日のメインイベント、カクテルと寿司のペアリングを愉しむべく、奥の個室へと移動した。

    ジンカクテル×寿司というペアリングの提案。この意外性にデートの会話も弾む

    写真はベトナムのバインミーからインスピレーションを受けた、マグロのバインミー寿司。べる寿司では2つのコースを用意。〈モダンコース〉では寿司8貫、カクテル2杯(うち1杯がROKUを使ったカクテル)を、〈ハイカラコース〉では寿司12貫、カクテル3杯(うち2杯がROKUを使ったカクテル)が提供される


    実は『The Bellwood』には、バーカウンターの奥に小上がりのような個室が設けてある。その理由とは?

    「ちょっとした特別感を愉しめる場所として、またカクテルペアリングを体験できる場所として、あえてバーカウンターより一段高く個室を作ってみました」

    ここではカクテルペアリングを愉しむことができ、時期によってメニューは変わるが、現在(11月15日~12月14日)は「べる寿司」と題し、おまかせ寿司×ROKUを使用したカクテルがつく洋風寿司のペアリングコースを提供している。

    鈴木氏の提案に対し、フードメニューを考案するのは、25歳の若き女性料理人、寺井彩花さんだ。


    「江戸前ではないので、和洋折衷の自由なスタイルを愉しんでもらえたら」

    そう笑顔を見せる寺井氏による、洋風寿司のひとつがベトナムのサンドイッチであるバインミーからインスピレーションを受けた「マグロのバインミー寿司」だ。

    赤しゃりにマグロの赤身、そこにディル、パクチー、ミントといったハーブを3種、さらに香辛大根のナマスに天かすを合わせた1皿だ。


    この寿司にペアリングされたのは、“出花”と呼ぶ湯呑みで飲むROKUを使用したジンカクテル。

    「ROKUをベースにほうじ茶、スパイスが香る蒸溜水、ぶどう酢、和三盆、そして最後にゆずの香りを乗せた1杯です。ROKUが持つ和の素材は元々、寿司と相性がいいので、より呼応するよう重ねていきました」と鈴木氏。

    それを食べた彼いわく…、「マグロの赤身に洋のハーブが意外と合う!そこに柚子や山椒の香りがカクテルから畳み掛けるように余韻を残すというか。鮮烈な印象を残す組み合わせですね」と絶賛。

    デザート寿司


    また、カクテルペアリングの中でひときわ異彩を放っている寿司が、クライマックスを飾る“デザート寿司”。

    練乳とココナッツで炊いた米をシャリとし、その上にマスカルポーネと蜂蜜、イチジク、マジョラムを三層で重ねた1皿だという。

    見た目からしてサプライズだが、極め付けは横に添えられた魚の形をしたタレの容器だ。中身は醤油と思いきや…、カシスとバルサミコを合わせたソース。

    合わせるのはおちょこで味わう和紅茶とROKUに非加熱の生蜂蜜、シェリーを合わせた1杯だ。

    「デザート自体の甘さは控えめなのに、カクテルとともに味わうと一気にふくよかな甘みが増幅して、すごく幸せな気分」と彼女も気に入った様子。

    「ROKUはソーダで割って、通常の寿司と愉しむのもいいですが、こういった和洋折衷の創作寿司にも寄り添ってくれる。いわば、懐が深いお酒ですよね。だから海外のバーシーンからも引っ張りだこなんだと思います」

    そう言って、鈴木氏は改めてROKUのボトルを見つめた。


    自らを信じ、世界に飛び込んだ鈴木氏とROKU。

    今に至るまでの道のりは決して平坦ではなかったはずだ。

    だが、固定概念にとらわれず、自由な発想と確固たる思いで生み出されたクリエーションは、国境や時代を超えて愛される。

    つくり手としての矜持を両者に見た。

    【CHANGE(チェンジ) ~いくつになっても初体験っていいもんだ~】の記事一覧

    もどる
    すすむ

    おすすめ記事

    もどる
    すすむ

    東京カレンダーショッピング

    もどる
    すすむ

    ロングヒット記事

    もどる
    すすむ
    Appstore logo Googleplay logo