恋愛クラッシャーな女たち Vol.8

彼にあわせて「アウトドア好き」と嘘をつく女。キャンプ場で不機嫌な女に男がとった行動

ようやく付き合えた彼から、別れを切り出されてしまった女たち。

「私は別れたくないのに、どうして…?」

彼氏に夢中になる女のなかには、自らの行動で関係を壊してしまう“恋愛クラッシャー”が存在する。

では彼女たちの何が原因で、この恋はクラッシュしてしまったのだろうか?

▶前回:「喜んでほしかっただけなのに…」キレイ好きの女が彼氏のために頑張りすぎたコトとは?


今回の悩める女子:千葉由香里(27歳・秘書)


― えー、ムリムリ!虫だらけ…。

彼氏の愛車であるランドクルーザーの助手席から降りた途端、無数の小さな虫が由香里の顔を目がけて飛んできて、いきなり気持ちがなえてしまった。

東京から約3時間。千葉県の南端にあるこのキャンプ場は見渡す限り、緑の草木と土しかない。

ここは“手ぶらでOK”のキャンプ場なのだが、折りたたまれた後部座席には彼こだわりのキャンプグッズがたくさん積み込まれている。

「由香里専用に持ってきた」という、座ると全身がすっぽりと包み込まれそうな大きな椅子。それと、クーラーボックスや見慣れないクッキング用品のセット、ブランケット、ランタン…。

それらを助手席からチラリと見た瞬間、いったいどんな山奥に連れていかれるのか、早くも嫌な予感がしていた。

「由香里とキャンプに行けるなんて、楽しみで張り切っちゃったよ!」

「あ、うん。ありがとう!すごく本格的な感じだね」

ふと自分の足元に視線を落とすと、街中でも履けるだろうと思って購入したお気に入りのUGGの厚底スニーカーが、すでに土で汚れている。

― まだ駐車場から受付まで歩いただけなのになあ。

私は、ウキウキと軽い足取りで進む彼氏の背中に向かって「早く帰りたい」と心の中でつぶやいた。

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