婚活アポ~27歳ワセ女の場合~ Vol.7

「何このツイート!?」32歳東大卒のエリートとデート中。27歳女が見てしまった男のヤバい裏の顔

婚活に奮闘する人たちは、初デートのことをこう呼ぶ。

「婚活アポ」

ある程度仲良くなるまで、男女の約束は仕事と同様"アポイントメント"なのだ。

そんな激しい婚活市場で、数撃ちゃ当たるとでも言わんばかりに、東奔西走する一人の女がいた。

失恋にも負けず、婚活うつにも負けず、アポ、アポ、アポの日々。

なぜって、元カレよりも素敵な人と結婚したいから……。

これは「真面目に努力すれば、結婚できる」そう信じて疑わない、早稲女・夏希の『婚活アポダイアリー』。

◆これまでのあらすじ

マッチングアプリでの婚活に奮闘する夏希。アプリで知り合ったエリート弁護士の政樹と初デートする。ところが、帰り際に突然家に誘われ…。

▶前回:「初デートだけど、いいかな…」男の甘い誘惑に負け、付き合う前に彼の家に行く女の本音


初デートで、家に誘われたら…


「えっ…。今から政樹さんのお家に…ですか?」

「うん。お店ももう開いてないし、俺の部屋で軽く飲むのはどうかなって」

がっしりとした彼の腕に抱き寄せられて、私はドキドキを抑えられない。でも、いくら素敵な相手とはいえ、初回から相手の家に上がり込むなんて、婚活のセオリーに反するNG行動だ。

「いえ、今日会ったばかりの方のお家にお邪魔するわけには…」

「あはは、俺が来てほしいって言ってるんだから気にしなくていいよ。それとも、警戒してる?もう少しだけ、夏希ちゃんと一緒にいたいと思ったんだけど…。……ダメ、かな?」

いつの間にか、彼の腕は私の腰に回っている。

― ダメダメ、いま家に行ったら、“そういう女”として扱われちゃうわよ!

私の頭の中では、なけなしの貞操観念が警鐘を鳴らしている。

だけど、それ以上に政樹の低く優しい声は心地いい。耳元で囁かれる甘い言葉に、どうしようもなく身を委ねてしまいたくなる。

何より、やっと素敵な人に出会えたのだ。その彼が、私と一緒にいたいと言ってくれている。闘う婚活女子にとって、これがどれほど心救われることか…。

「…あら?政樹さん、スマホ鳴ってるみたい」

ぴったりと密着しているせいで、政樹のポケットの中の振動音に気づいた。最初は「いいよ、後で見る」とスルーしていた政樹だけど、断続的に続く通知音が気になったのか、スマホを取り出す。

― え…!?いまの、何!?

目に入った画面には、信じられない内容が表示されていた。

【婚活アポ~27歳ワセ女の場合~】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo