目まぐるしい東京ライフ。
さまざまな経験を積み重ねるうちに、男も女も、頭で考えすぎるクセがついてしまう。
そしていつのまにか、恋する姿勢までもが”こじれて”しまうのだ。
相手の気持ち。自分の気持ち。すべてを難しく考えてしまう、”こじらせたふたり”が恋に落ちたとしたら…?
これは、面倒くさいけれどどこか憎めない、こじらせ男女の物語である。
◆これまでのあらすじ
志保とショーンが出会ってから、3回のデートを重ねるも何の進展もないまま。志保はショーンが何を考えているかわからない。そんなとき、「ショーンは遊び人だ」という噂を耳にしてしまうのだが…。
▶前回:3回目のデートでも進展ゼロ。不審に思った女が、男の”裏の顔”を探ってみたら…
ショーン:「…早く帰りたい」
六本木交差点に、怪しげな空気を纏った美女が2人。通りかかる多くの男たちが、彼女たちに視線を送る。
そんな華やかな光を発する彼女たちもまた、意味ありげな視線を投げかけていた。その相手は、…この僕だ。
視線は痛いくらい、僕の全身を這うように巡る。
けれど、信号が青になる......
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この記事へのコメント
すごいな、顔も知らない女。軽過ぎて。