目まぐるしい東京ライフ。
さまざまな経験を積み重ねるうちに、男も女も、頭で考えすぎるクセがついてしまう。
そしていつのまにか、恋する姿勢までもが”こじれて”しまうのだ。
相手の気持ち。自分の気持ち。すべてを難しく考えてしまう、”こじらせたふたり”が恋に落ちたとしたら…?
これは、面倒くさいけれどどこか憎めない、こじらせ男女の物語である。
◆これまでのあらすじ
志保の友人・美玲が、恋人・雅人さんと同棲を始めた。志保が新居に遊びに行くと、そこには雅人さんの友人であるショーンがいた。イケメンハーフのショーンは終始素っ気ない態度だったのだが、翌日、志保の元に一通のLINEが届く…。
▶前回:「この人、何が目的なの?」32歳バツイチ女が突然、初対面の男性から連絡先を聞かれて…
― 天は二物を与える。
ショーンを見て、一番に思ったことだった。ここ東京には、天から何物も与えられた人間が数多く生息している。
ショーンのルックスは私のドストライクだったけれど、客観的に見てもその容姿の良さは群を抜いているはず。
あの面食いの美玲が第一声で「めっちゃ......
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この記事へのコメント
深く考え過ぎるのもダメ。
イケメンに対して卑屈になってしまうのもわかる…。
けどいい大人だし、自分のコンプレックスや感情をコントロールして頑張ってほしい!
意外とショーンは内面を重視してる気がします。