逆玉男子 Vol.3

7,000坪を所有する地主の娘。資産目当ての男と結婚を決め、夫が不貞を働いても気にしないワケ

「愛ではなく、金目当てで結婚するのは女性だけだ」という考えは、もうひと昔前のものなのかもしれない。

男にだって“玉の輿願望”があると、私たちはなぜ気づかなかったのだろう。

これは逆・玉の輿で成り上がりたいと願い、夫婦になった男と女の物語。

あなたの周りにも、逆玉狙いの男がいるのかも…?そこのお嬢さんも、どうぞお気をつけて。

▶前回:元カレのことをずっと引きずる社長令嬢。家柄も良くない別の男と、妥協して結婚したら…


モテたい一心で慶應に入学した、広告代理店勤務の塁(31)


― 俺の目の前にいる子だけ、なんか地味だな。

5年前の2016年。ある食事会で出会った紗英の第一印象だ。

大手航空会社に渋谷のIT企業、秘書や商社の一般職…。当時は、様々な女子との出会いを楽しんでいた。

そして、少しばかり飽きが出てきた頃。鉄鋼商社との食事会で、紗英と知り合ったのだ。

社会人4年目の25歳というと、結婚や同棲という話もチラホラ聞こえてくる時期。

「おまえも、そろそろ落ち着いたら?」

慶應中等部からの仲間には、会う度にそう言われる。商社のヤツは海外赴任前に彼女と入籍したり、外銀に入ったヤツは大学の同期と早めに身を固めたりしていた。

一方で、俺はどうしてもそれを聞き入れられずにいたのだ。

「落ち着きたい子に出会えないんだよなあ…」

モテたくて慶應に入ったし、代理店にも入社したのに。自分の理想とする女子から“モテた”ことがないのだ。

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