美人か、そうでないか。
女の人生は“顔面偏差値”に大きく左右される。
…それなら、美しく生まれなかった場合は、一体どうすればよいのだろう。
来世に期待して、美人と比べられながら損する人生を送るしかないのか。
そこに、理不尽だらけの境遇に首をかしげる、ひとりの平凡な容姿の女がいた。
女は次第に「美人より、絶対に幸せになってやる!」と闘志を燃やしていく。
◆これまでのあらすじ
広告代理店で営業として働く園子は、得意先の三木谷に連れられて旬の女優・五十嵐ハルヤと出会う。
彼女は特徴的な顔立ちのせいで“個性派”と評価されることに、窮屈さを感じていると園子に打ち明ける…
▶前回:「“中身で勝負”って言葉、嫌いなのよ」初対面の女が26歳OLに語る本音の意味とは
「ハルヤさん、待って!」
撮影スタジオに戻るハルヤの後ろ姿に向かって、園子は思わず声をかけた。
「ん?」
「あの…私、ハルヤさんとやってみたい仕事を思いついたんです。だから、三木谷さんに提案してみようと思います」
園子が言うと、ハルヤはニコリと笑った。
......
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この記事へのコメント
て。一発屋にならないようにね、園子ちゃん。
先週、競合他社(美人担当者) の案で色々やりましょうよって言ってた気が...