2021.04.21
SPECIAL TALK Vol.79スプツニ子!:最近、アーティストと起業家、そしてイノベーターには近いところがあるなと考えるようになりました。たとえばイーロン・マスクは、まさにそういうタイプです。
金丸:彼はビジョナリーですよね。「イーロン・マスクはホラ吹きだ」という声もありますが、彼はいつも未来の話をしているので、実現してしまえば、ホラではなくなります。そういうスケールの大きな挑戦に価値を見出す若者が増えてほしいと思っています。
スプツニ子!:彼は「人類は火星に住むんだ!」と、アーティストみたいなことを言いますが、いたって現実をロジカルに分析しています。私はアートや音楽が好きで、アーティストの道を選びましたが、イーロン・マスクを見ていると、「こういう方向もあったのか」と思わされるんですよ。
金丸:M&A(企業の合併や買収)においても、ビジョンの共有はとても重要です。特にスケールの大きいM&Aになると、お互いのビジョン、つまり思い描く未来を共有しないといけない。「だからこそ、あなたに売るんですよ」「買うんですよ」と互いに納得しない限り、いずれほころびが出てきます。
スプツニ子!:経営上の数字だけ見ていてもだめなんですね。
金丸:そうですね。どのような未来を描くかというのは、まさにアートの世界です。ファイナンスや会計の専門家が来て、「お買い得だから買いましょう」では、右脳も微動だにしません。
スプツニ子!:アーティストは脳内で思い描いたものを、コミッションやスポンサーから集めた資金で作品にしたりします。そして起業家は、会社のビジョンをつくって資金調達し、サービスや商品をつくります。これも似ていますよね。
金丸:企業の場合、多様なメンバーを集めて、それぞれが強みを発揮するチームをつくることも重要です。
スプツニ子!:実は私もずっとチームで作品をつくってきました。『生理マシーン、タカシの場合。』はRCAの卒業制作ですが、ほかにも『カラスボット☆ジェニー』と『寿司ボーグ☆ユカリ』という2つの大きな作品をつくっていまして。
金丸:ひとりで3つはなかなか難しいでしょう。
スプツニ子!:そうなんです。作品のコンセプトは私のなかにきっちりあるので、それをかたちにする際に、技術のあるメンバーを集めて、チームワークで完成させました。
金丸:自分ひとりですべてをやるのではなく、メンバーでビジョンを共有し、チームで取り組む。スプツニ子!さん、経営者に向いていますよ。
スプツニ子!:ありがとうございます。経営のことは初心者なので、いつか金丸さんからいろいろと教えていただくかもしれないです(笑)。
金丸:ぜひビジネスの世界に挑戦してください。私でよければ何でも教えますよ。日本企業がなかなかイノベーティブなビジネスを生み出せないのは、アート的な思考がないからだと思います。「ほかと違うことがチャンスであり、ほかと違うことが価値を生む」という価値観が浸透すれば、日本にもイーロン・マスクのような経営者が出てくるはず。スプツニ子!さんには、ぜひユニークさが価値を生むということを発信し続けてほしいです。今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。
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