私たち、出逢わなければよかった Vol.12

家族も婚約者も裏切り、道ならぬ恋を貫いたけれど…。現実に引き戻された女の悲しい末路

かつて好きだった彼との再会。その思いが再燃してしまった時、人は恋心を抑えることができるのだろうか。

堰を切ったように溢れ出す感情。恋人も家族も敵にまわして貫く恋。

「ねえ。私たち、出逢わなければよかった…?」

安定した未来を捨ててまで燃え上がってしまった、恋の行方とは。

◆これまでのあらすじ

婚約者である信也を裏切り、かつて好きだった家庭教師・健太郎と結ばれた菜々子。だが待ち受けていたのは、想像以上の不安と孤独感だった。

さらに健太郎の態度にイライラを募らせた菜々子は、ついに彼の家を飛び出してしまい…?

▶前回:「一晩中、彼はなぜかベッドに入ってこなくて…」翌朝のリビングで、女が見てしまった光景


「…菜々子です。開けてください」

21時。しとしとと降ってきた雨にさらされながら、菜々子は実家のインターホンを押す。

玄関の鍵を開けて入ろうとしたところ、ガンっと大きな音がして行く手を阻まれた。どうやら、ドアガードが掛けられているらしい。

― 私が帰ってくるなんて、......


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