渋谷物語 Vol.2

「気づいたら、彼の唇が…」3年ぶりに再会した男と、急激に距離が縮まった夜の出来事

文化・流行の発信基地であり、日々刻々と変化し続ける渋谷。

渋谷系の隆盛から、ITバブル。さらに再開発を経て現在の姿へ…。

「時代を映す鏡」とも呼ばれるスクランブル交差点には、今日も多くの男女が行き交っている。

これは、変貌し続ける街で生きる“変わらない男と女”の物語だ。

◆これまでのあらすじ

地方から渋谷へ遊びに来た14歳の梨奈。道に迷っていたところ、同い年の少年・恭一に助けられる。

それから3年後。恭一と再会するも、彼は梨奈のことを全く覚えていなかった。そんな出来事から、さらに3年が経ち…?

▶前回:満ち足りないと語る女は、男の肩にもたれ…?渋谷のホテル最上階で女が考えていたコト


2000年5月


「なんか、ドキドキがないんだよなあ」

大学の授業を抜け出し、今日も私は公園通りのカフェにいた。店主さんセレクトのゆるいフリー・ソウルは自然と私をリラックスさせ、思わず本音がこぼれてしまう。

高校2年のあの事件以来、センター街からは足が遠のいていた。だけど何の因果か、同じ渋......


この記事へのコメント

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No Name
青学の2年生は、当時は厚木キャンパスだよ。
2021/04/28 05:2897返信2件
No Name
手紙どこいった???
2021/04/28 05:1973返信2件
No Name
サークルのイベントって、確かにクラブみたいなところを貸し切ってやったりしてたよね!
ヴェルファーレとか懐かしい響き。
2021/04/28 05:3636返信3件
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