復讐 Vol.9

「僕に気がある」と思っていた女性部下を、自信満々で誘ったら…。待ち受けていた悲劇

あなたはもう、気づいている?

あの笑顔の裏に潜む、般若の顔。

『なんで、あんな女が彼と…』
『こんなにも彼に尽くしたのに…』

復讐なんて何の生産性もないってこと、頭ではわかっている。だけど…。

激しい怒りに突き動かされたとき、人はどこへ向かうのか。

これは、復讐することを決意した人間たちの物語。

◆前回のあらすじ

典子からの嫌がらせを受け、由香は復讐したのだが、図らずとも典子からの嫌がらせがきっかけとなり、槙斗と交際がスタート。5年後に結婚。

今回は、その槙斗が復讐を決意したときの、お話。

▶前回:「私の彼のこと、昔好きだったんだって?」女友達にそう語りかける27歳・女が企んでいること


槙斗:「浮気。人はそれを、そう呼ぶらしい」


魅力的な女性が目の前に現れ、どうしようもなく惹かれてしまったら…。

もっと知りたい、触れたい、深い関係になりたい。そう思ってしまうのは、人間として、ごくごく自然な欲求だと思う。

例え自分にステディな相手がいたとしても、だ。

けれど、人はそれを“浮気”と呼ぶ。あまり褒められた行為でないということも、もちろんわかっている。いちいち反論するつもりもない。

だけど正直なところ、自然発生的に湧き上がったこの感情を、そして人生でそう頻繁に生じないこの神聖な気持ちを、そんな陳腐な言葉で片付けられたくはない。

たとえ刹那的であろうと、その瞬間は間違いなく目の前にいる女性を一番に思っているのだから。僕は一瞬一瞬を、本気で、とても誠実に生きているのだ。

…けれど、やはりそれを理解してくれない女性があまりにも多すぎる。

僕に妻がいるからという理由だけで、僕からの愛情を受け取ることを拒否するなんて…。

例えば、彼女。

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