乗れるものなら、玉の輿 Vol.3

「まだ、帰りたくない…」デートの帰り際、自分から誘う女。意外な男の反応とは

時代が令和になっても…。

女性の自立や自由恋愛がどんなに叫ばれても…。

「お金より愛が大事」と口ではいくら言っていても…。

「やっぱり、玉の輿に乗りたい」と思っている女は一定数いる。

大手通信会社で働く“玉の輿”狙いの小春(25)と、“女なんて金でどうにでもなる”と豪語する会社経営者・恭介(32)との恋愛攻防戦。

◆これまでのあらすじ
恭介の家から近いカフェで待ち伏せをするという“小春の作戦”にまんまと引っ掛かり、恭介はそのカフェに現れた。そのうえ、デートにまで誘ってくれたところまでは、小春の作戦通りだったのだが…

▶前回:「男なんて単純よ…」イケメン経営者を落とすため、インスタのストーリーを活用する女の手口


恭介:なんだ、この女?


『小春:ドライブいいですね!でも、今週末は予定があって...来週の土曜はどうですか?』

恭介は、LINEで小春をデートに誘ってみたが、返ってきたメッセージを見て軽く落胆した。

―今週末は、何の予定があるんだ?

すぐに会えないところが引っかかる。

だが、代わりの日にちを提案してくれているということは、本当に用事があるのかもしれない。それに今までは、自分との予定を最優先にしてくる女ばかりだったから、すぐに会えないというのは、新鮮だった。

―こういうの、ちょっと楽しいかも…。

恭介は、原田さんが作ってくれた料理を食べながら、小春とのLINEのラリーに夢中になっていた。

原田さんは、50代のベテランの家事代行スタッフだ。

冷蔵保存可能なおかずのレパートリーと、2時間で8~9品を作ってくれる手際の良さが神がかっている。この人が独身で20代だったら口説いているかも、とさえ思う。

小春が、大してうまくもないくせに“料理しますアピール”をする女じゃないことを祈りながら、返信する。

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