乗れるものなら、玉の輿 Vol.2

「男なんて単純よ…」イケメン経営者を落とすため、インスタのストーリーを活用する女の手口

時代が令和になっても…。

女性の自立や自由恋愛がどんなに叫ばれても…。

「お金より愛が大事」と口ではいくら言っていても…。

「やっぱり、玉の輿に乗りたい」と思っている女は一定数いる。

大手通信会社で働く“玉の輿”狙いの小春(25)と、“女なんて金でどうにでもなる”と思っている会社経営者・恭介(32)との恋愛攻防戦。

軍配はどちらにあがる?

◆これまでのあらすじ
玉の輿狙いの小春(25)は、同級生・祐馬のInstagramに写る有名経営者・朝比奈恭介をターゲットとすることにした。さっそく、Instagramをフォローしたら、彼からメッセージがきて浮かれる小春だったが…

▶前回:溝の口・家賃8万の部屋に住む“ひとり焼肉女子”。彼女が結婚相手に求める唯一の条件


『恭介:フォローありがとうございます。どこかでお会いしましたか?』

ーとりあえず、悪くない反応ね。

仕事帰りに、溝の口のホルモン屋に1人で立ち寄っていた小春は、恭介からのメッセージをみて、フフっと笑みを浮かべた。

有名経営者・朝比奈 恭介のInstagramをフォローしたら、早速彼からDMが届いたのだ。

『小春:私、美容師の青木祐馬と高校の同級生なんです。ストーリーから飛んできて、フォローさせていただきました。車かっこいいですね』

恭介のInstagramの投稿は、ほとんどが車だ。

添えられている文面から、かなり愛着があることがわかる。ならば、車を褒めておけば間違いない、と考えメッセージを返した。

返事を送ると、小春はレモンサワーを飲み干し強面の店長に伝票を渡した。

「すみません!お会計お願いします」

会計を済ませた小春は、足取り軽く自宅に向かった。


家に着くと、小春は服を脱ぎ、バスルームへ駆け込んだ。炭と肉の匂いがついてしまった髪を、SABONのグリーン・ローズの香りがするシャンプーで洗い流す。

お風呂上がりに、モロッカンオイルを髪にていねいに塗り込みながら、スマホを確認する。

恭介からの返信はない。

ーふぅん。

でも、ここで焦る必要はない。無論、自分から会いたいなどと言うヘマもしない。

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