サヨナラ、量産型女子 Vol.8

モテに執着してきた女の人生は、恋をキッカケに狂いだし…?「サヨナラ、量産型女子」全話総集編

タイトなスカートに7cmヒール。

どんなに忙しい朝でも、毛先は緩くワンカール。

モテることだけに執着し、典型的な“量産型女子”を演じる円花。

しかし年下の起業家男子に恋した女は、思わぬ人生の選択をすることに―。

「サヨナラ、量産型女子」一挙に全話おさらい!

第1話:彼女との旅行で、宿を予約せずに…?IT企業社長の、予想外すぎる奇行とは

「若さは年々目減りする価値」だなんて、そんなこと分かっている。だけど、この27年間でジム通いやエステといった “自己投資”にかけた金額はダテじゃない。

その投資分を回収するべく、若干の高望みをするくらい、いいじゃないか。

そんな本音を隠して、円花のキャラに似合う猫なで声で「う~ん、もうちょっと選びたいんだよね♡」と、かわいらしく答えた。

そう、円花は生粋のにゃんにゃんOLであり、ぶりっこ上等の“量産型OL”なのだ。

第1話の続きはこちら

第2話:イケメンIT社長の資産に目がくらんで…。強欲な女がテーブルの下で密かにしていたコト

「こんなパターン初めてだよ…。もう、どうしたらいいの~?」

先日の食事会で篠崎と出会ってから1週間。円花は自宅のリビングで、スマホを握りしめ悩んでいた。

お礼のメッセージや、そのあとに雑談のようなやりとりをしてみても、当たり障りのない返信ばかりで全く手応えがない。

―今までだったら私が何も言わなくても、勝手にデートの誘いがきてたのに。

第2話の続きはこちら

第3話:オトしたい男に彼女の気配が…。焦る女が繰り出した、大胆すぎる行為とは

「えっ、嘘でしょ…。そういうことだったの?」

円花は夜の六本木通りに立ちつくしたまま、篠崎のInstagram投稿をさかのぼっていた。

半年ほど前の投稿から、とある女とのツーショット写真が載せられており、中には親密そうに肩を寄せ合っているものもある。

―彼女、いないんじゃなかったの!?

第3話の続きはこちら

第4話:「私の人生、これで良かったんだっけ…」28歳の丸の内OLが、絶望の底に突き落とされた理由

「…ここに決めます!」

円花は晴れ晴れとした表情でそう不動産屋に告げる。こうして、円花は人生で初めての一人暮らしの準備を始めることになった。

一人暮らしを始める理由はただひとつ。篠崎が好みの“予想もつかない行動をする女“になるためだ。

しかし篠崎好みの女になることを決意し、住む部屋も決めたはいいものの、円花にはひとつだけ大きな悩みがあったのだ。

第4話の続きはこちら

第5話:「好きって気持ちを…」感情を抑えきれなかった女が、衝動的に取った行動

『篠崎さん、お久しぶりです!実は私、転職することになりました。篠崎さんと近い業種で、IT企業です』

たったそれだけの文面を打つだけで円花は20分ほど悩み、やっとの思いで送信ボタンをタップした。

―これで返信こなかったら、もう諦めようかなあ。

そう覚悟を決めようとしていたが、その5分後には円花のスマホが震えた。

第5話の続きはこちら

第6話:「ただの同期だと思っていたのに…」女が、意識していなかった男にドキッとしてしまったワケ

「私、篠崎さんのことが好きです。私が自分を変えようって思ったのも、篠崎さんに出会えたからなんです」

円花は大きく息を吸うと、一息に言い切った。

「もし良かったら、私と付き合ってもらえませんか?」

そう円花が告白すると、篠崎はしばらく黙り込んだ。円花は今になって、自分の心臓が大きく高鳴っているのを感じる。

「…なるほど」

―なるほどって、どういうこと…?

第6話の続きはこちら

第7話:エレベーターの扉が開いたら、そこには…?女が思わず、取り乱してしまったワケ

今回の商談は円花の属する会社が今後、学習や受験に関するサービスをスタートさせるため、篠崎の会社が運営する教育系アプリと連携するというものだ。

円花は商談に集中しようとするが、篠崎の横顔が何度も視界に入ってきてしまう。そのせいで、全くといっていいほど会議に集中できない。

―せっかく篠崎さんと仕事できるのに、ちっとも良いところ見せられてないよ…。

そう落ち込む円花に、篠崎はまさかの言葉をかけてきたのだった。

第7話の続きはこちら

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