サヨナラ、量産型女子 Vol.4

「私の人生、これで良かったんだっけ…」28歳の丸の内OLが、絶望の底に突き落とされた理由

タイトなスカートに7cmヒール。

どんなに忙しい朝でも、毛先は緩くワンカール。

モテることだけに執着し、典型的な“量産型女子”を演じる円花(まどか)。

しかし年下の起業家男子に恋した彼女は、思わぬ人生の選択をすることに―。

◆これまでのあらすじ

丸の内“量産型OL”である円花は、専業主婦を夢見てお金持ちにターゲットを絞り、婚活中。

紹介されたITベンチャー社長の篠崎をオトすと決意するが、彼は「予想もつかない行動をする子が好き」と言い、円花に興味を示さない。そんな篠崎を振り向かせるため“あること”を思いつき…?

▶前回:オトしたい男に彼女の気配が…。焦る女が繰り出した、大胆すぎる行為とは


「この部屋は駅から徒歩でも近いですし、セキュリティもしっかりしているので、初めての一人暮らしでも安心できると思いますよ」

不動産屋の担当者がそう話す声に適当に相槌を打ち、ベランダの外に出る。

日曜日の昼下がり、円花はマンションの内見に来ていた。

大通りから一本奥に入った道沿いにある部屋には、車の音もあまり聞こえない。

池尻大橋駅から徒歩8分。南向き、7階建の5階。日当たりも良く、やわらかく吹く風が気持ちいい。

―ここからなら大手町駅を利用すれば一本で会社にも行けるし、朝はギリギリまでメイクに時間をかけても大丈夫かな。

「…ここに決めます!」

円花は晴れ晴れとした表情でそう不動産屋に告げる。

こうして、円花は人生で初めての一人暮らしの準備を始めることになった。

一人暮らしを始める理由はただひとつ。篠崎が好みの“予想もつかない行動をする女“になるためだ。

しかし篠崎好みの女になることを決意し、住む部屋も決めたはいいものの、円花にはひとつだけ大きな悩みがあったのだ。

【サヨナラ、量産型女子】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo