タイトなスカートに7cmヒール。
どんなに忙しい朝でも、毛先は緩くワンカール。
モテることだけに執着し、典型的な“量産型女子”を演じる円花(まどか)。
しかし年下の起業家男子に恋した彼女は、思わぬ人生の選択をすることに―。
◆これまでのあらすじ
丸の内“量産型OL”である円花は、ある日男友達からITベンチャー社長の篠崎を紹介され、彼に狙いを定める。
彼に影響され、今までの他力本願な自分を変えるためIT企業に転職もした。しかし結局、篠崎への告白は失敗。気持ちを切り替えて仕事に打ち込む円花だったが…?
▶前回:「ただの同期だと思っていたのに…」女が、意識していなかった男にドキッとしてしまったワケ
「えっ…、嘘でしょ!?」
オフィスフロアのエレベーターが開いた瞬間、会社であることも忘れて、円花は思わずそう叫んでしまった。
こちらに向かって歩いてきたのは、最近やっとその存在を忘れつつあった、篠崎本人だったのだ。
「雨宮さん、お久しぶりです。もしかしてとは思ったん......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
ランチでは篠崎のスマホに全集中。
量産型Aから量産型Bにタイプが変わるだけで、量産型にサヨナラするのは無理だと思うー。