デート事情2020 Vol.1

「デート3回で20万が相場でした」“新しいデート様式”で露呈した、元外銀男の弱みとは?

初めてのお泊りで、“同棲3年目のカップル”のような落ち着きに


その時「これでいいのか?」という考えが頭をよぎったそうだが、「家に行く」ということに関しては奈々さんの方が積極的だったっという。

「やっぱりこの時期の一人暮らしって、かなり堪えるじゃないですか。彼女もそうだったみたいで、僕の家に来る?と聞いたらとても嬉しそうにしていました。スーパーで食材を買って2人で料理して、シャワーを浴びた時にはもう“同棲3年目のカップル”の気分。でもその夜にきちんと“付き合おう”と言いましたが」

最初からすっかり落ち着いてしまった2人。付き合ったあとも週に1度くらいの頻度で会っているそうだが、いまいち盛り上がりに欠けると言う。

「家で食事してシャワー浴びて…と通常運転モードに入っちゃうと、そこから盛り上がるのって難しくて。彼女がコロナにかなり気をつけているし、あとは職業柄、家がいいみたいなんですよね。僕の家は女性を連れ込むための工夫なんて特にしていないので、”ムード”は皆無です。間接照明とかインテリアとか、もっと凝った方がいいのかなぁ?でもそういう問題なんですかね……」

この現象に、彼はこう感じたと言う。

「僕はいままで、お金で“ムード”を買っていたのかな?なんて考えちゃって、複雑な気分なんです」


いままで経験したことのない事態に遭遇し、冷静な判断力を欠く人は多い。滝川さんもこれまで何の苦もなかった、デートでの “ムード作り”に苦戦したのだ。

これまではその“ムード作り”に莫大な金額を費やしていたが、これからは良くも悪くも全て自分次第だということだろうか。

見た目も美しく性格もよい奈々さんは、完璧に見える滝川さんにとって「もったいない」というほどの女性。だがコロナというウイルスが、そんな完璧に見えるカップルたちの“情熱”さえも浸食しているように思えてならなかった。

そんな感想を口にすると、滝川さんは取材の最後に、冷静にこう言った。

「いや、でもうまくいくときはコロナだろうが何だろうが、うまくいきますよ。今回は縁がないのかもしれない。理想の女性だと自分で思い込んでいた節もあるし。彼女もきっとそう感じているでしょう。今度、腹を割って話してみます」

そう言った彼の表情は、冒頭よりすっきりしているように見えた。


▶他にも:「この男が狙ってるのって結局・・・」最初は積極的だった女が、男に呆れて帰ったワケ

▶Next:8月12日 水曜更新予定
「初めてのデートで付き合うことになりました」2人がうまくいった秘訣とは

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この記事へのコメント

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No Name
えー、そんなに悪い流れになってると思わないけどなぁ。。むしろ落ち着いた感じで良いと思うんだけど、ダメなのかな。。
2020/08/05 07:2399+返信2件
No Name
彼女の意見が聞きたい…
2020/08/05 05:2897
No Name
この人は学生時代、お金ないころダサくてめちゃくちゃモテなかったんだろうなー。日本人でも生粋のモテる人男性って部屋で鍋つついててもムード作れるよね。
フランスイタリアの男子とか、金融だのコンサルだので稼いでても記念日以外はお金持かけず、公園でサンドイッチとワインやら家でパスタでもロマンチックに持ってく。それも付き合う前だけじゃなく付き合っても結婚してからも。
2020/08/05 05:3467返信3件
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