彼女のウラ世界 Vol.7

「家事さえしてくれれば、それでいい」婚約破棄された男の傲慢な考え

「僕は、彼女のことを何も知らなかった…」

プロポーズした直後、忽然と姿を消した彼女。捜索の手掛かりは、本人のものだと思われるインスタグラムのアカウントだけ。

―彼女が見せていたのは、偽りの姿だった?

インスタグラムに残されていた、慎ましやかな彼女の姿からは想像もできない世界とは…。

◆これまでのあらすじ

2019年4月。プロポーズの数日後、前触れもなく消えた敏郎の恋人・明子。手掛かりは、彼女のものと思われるインスタグラムだけだが、なかなか消息が掴めない。

そんな中、丸の内のパブで明子の姿を発見する。しかし彼女の隣には、エリート風の男たちがいて…?


―まさか、明子がいるとは…。

敏郎は今すぐにでも彼女のもとに駆け寄りたかった。

しかし彼女と同席している外国人らの存在と、法事帰りゆえに廉価品の喪服姿であるという事実が、衝動にブレーキをかける。

オーバーリアクションで笑う明子の背中を眺めながら、敏郎はイラだちが隠せ......


この記事へのコメント

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No Name
敏郎はクソってことが一貫されていて素晴らしいです(シリーズによってはキャラ崩壊してる)。
2020/07/13 06:1399+返信2件
No Name
学歴の話になった時、本当はもう早稲田に通ってて、明治大学の彼氏の前で早稲田ですって言いにくかっただけな気がする笑
2020/07/13 07:2899+返信5件
No Name
敏郎はもう先週の「ママ」の印象が強烈すぎて...苦笑
2020/07/13 05:1789返信1件
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