彼女のウラ世界 Vol.11

「婚約破棄した男が、すぐに年下の女と…」共通の友人から聞いた、ゾッとする噂話の真実

「僕は、彼女のことを何も知らなかった…」

プロポーズした直後、忽然と姿を消した彼女。捜索の手掛かりは、本人のものだと思われるインスタグラムのアカウントだけ。

―彼女が見せていたのは、偽りの姿だった?

インスタグラムに残されていた、慎ましやかな彼女の姿からは想像もできない世界とは…。

◆これまでのあらすじ

2019年4月。プロポーズの数日後、前触れもなく消えた敏郎の恋人・明子。必死の捜索でたどり着いた現在の彼女は、敏郎が知っている慎ましい姿からはかけ離れたものだった。

そんな中、敏郎はスキャンダルで会社を謹慎になってしまう。思い余った敏郎は、明子のインスタのコメント欄に自らの想いを書き連ねてしまい…?

▶前回:「ベッドの上で見せた笑顔は、幻だった…?」付き合いたての彼女の態度が、一変したワケ


私が“それ”を見たのは、実家の近所にある『周中菜房 白金亭』に家族4人で集まり、両親の結婚記念日ディナーを楽しんでいた時でした。

鮮やかに彩られたお料理の数々はどれも美味しくて、いつものように記録代わりに写真を撮影しました。

「またインスタ?」

兄が私を見て、笑いながら両親に言います。

「聞いてよ。明子さ、この前丸の内のパブで父さんの会社の人と3人で呑んだ時も、パシャパシャ撮っていたんだよ」

「いいでしょ。唯一の趣味なんだから」

お行儀が悪いことだとは分かっています。だけど海外暮らしが長かった私にとって、インスタグラムは国内外の友人と気軽にコミュニケーションを取れる場なのです。

日記代わりに日々の食生活をアップしていたところ、見知らぬフォロワーも思いのほか増えましたが、特に不便はありませんでした。

そう、この瞬間までは。

「あれ?」

コメント欄に、ざっと見て30行以上あるかもしれない長文が投稿されていることに気付きました。

投稿者名は…。

私が少し前まで一緒に暮らしていた男性でした。

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