
「尽くしてくれる彼女に甘えたい」彼女に“母親代わり”を求めるアラフォー独身男の本音
「僕は、彼女のことを何も知らなかった…」
プロポーズした直後、忽然と姿を消した彼女。捜索の手掛かりは、本人のものだと思われるインスタグラムのアカウントだけ。
―彼女が見せていたのは、偽りの姿だった?
インスタグラムに残されていた、慎ましやかな彼女の姿からは想像もできない世界とは…。
◆これまでのあらすじ
2019年4月。プロポーズの数日後、前触れもなく消えた敏郎の恋人・明子。手掛かりは、彼女のものと思われるインスタグラムだけだが、なかなか消息が掴めない。
そんな中、敏郎のスマホに見知らぬ番号からの着信が。恐る恐る出た敏郎は…。
「トシ君、お父さんの七回忌はいつ来るの?せっかくだからゆっくりしていきなさいよ」
電話の主は、故郷・富山に住んでいる、母の典江だった。敏郎はガッカリしつつも、こうやって母の声を聞くのも久しぶりだなと、どこか懐かしい気分になる。
「ママさ、何なのこの番号」
「ふふ。安......
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