2020.06.19
SPECIAL TALK Vol.69叱られてばかりの小学生時代。受験の失敗により生まれ変わる
金丸:お生まれはどちらですか?
間下:東京都新宿区です。
金丸:都会生まれですね。間下さんが子どもの頃はまだ都庁も完成していませんが、当時の新宿はどんな感じだったのでしょう?
間下:僕が生まれた余丁町は割と古い町並みが残っていて、商店街も賑わっていましたね。ただ、東京の空気が汚れていた時代だったので、小学生の頃は光化学スモッグ警報がしょっちゅう出ていました。
金丸:小学校はどちらに?
間下:地元の小学校です。
金丸:なんとなく間下さんは優等生っぽいイメージがしますが。
間下:そうですか。金丸さんのイメージとは真逆ですね。小学生のときは先生に歯向かって、叱られていました。
金丸:えっ、意外ですね。
間下:授業中、先生が何か間違えると、それを指摘しては怒られる、そんな少年でした。
金丸:指摘してくれた子どもには感謝すべきなのに、怒られたんですか?
間下:間違いをまっすぐツッコミすぎていたのが、いけなかったんでしょうね。中学受験は慶應や早稲田を受けたのですが、全滅で。全然勉強しなかったものの、それでも受かるつもりで受けて全滅ですから、僕にとってかなりインパクトがありました。人生で初めて、かつ最大の挫折かもしれません。
金丸:それで中学校は近くの公立ですか?
間下:はい。東戸山中学校に。少子化による統廃合で今はなくなってしまいましたが、周りの生徒は金髪にリーゼントばかりでした(笑)。
金丸:私の中学時代は、よく見かけた光景です(笑)。
間下:でも僕自身は中学生になって、ガラッと心を入れ替えたんです。3年生のときには、生徒会長もやりました。やっぱり受験の失敗が大きくて、「このままじゃいけない」と思い、中学では真面目に勉強するようになりました。で、高校は慶應義塾高等学校に進学しました。
金丸:慶應義塾高等学校は成績や素行が悪いと留年になるという話も聞きますが。
間下:1学年800人のマンモス校ですが、ひどいときは50人くらい留年します。
金丸:高校では成績も素行も優秀でしたか?
間下:受験で入ったので、1年生のときは成績も良かったですけど、3年生になると、正直やばかった(笑)。
金丸:やっぱり勉強しなくなっちゃった(笑)。
水泳や学園祭で、経営者としての基礎を養う
金丸:スポーツは何かやっていましたか?
間下:小学校から水泳をやっていました。高校でも体育会系の水泳部に入って、ほとんど毎日泳いでいましたね。水泳部には競泳部門、葉山部門、水球部門の3つがあるんですが、僕は競泳部門でした。葉山部門というのは、50キロくらいの長距離をひたすら泳ぐので、これは無理だなと思ったし、球技のセンスはゼロだったので。
金丸:私はチーム競技は好きなんですが、陸上や水泳のように、一人で黙々と練習に打ち込むスポーツは苦手ですね。
間下:黙々練習する、というのはまさにそうです。ジョギングのように好きな曲を聞きながらというのは無理で、ずっとプールの底を見ながら延々と2時間半も泳ぎ続ける。振り返ってみれば、自分でもよく黙々と泳ぎ続けられたなと。
金丸:だからこそ、鍛えられた部分があるんじゃないでしょうか。経営者のなかには水泳部出身の方が結構いらっしゃいますよね。
間下:水泳経験者には、忍耐力と体力がありますよね。当社にも全日本クラスの水泳部出身の社員はいますよ。
金丸:慶應義塾高等学校は男子校でしたよね。
間下:そうです。慶應のグループ内にいくつか高校があるのですが、他校とは文化祭などを通じて交流していました。慶應の文化祭は日本で一番規模が大きく、文化祭ではいろいろなことを学びましたね。
金丸:文化祭で?どういうことでしょう?
間下:当時、文化祭の実行委員会の副委員長のポストを、ずっと水泳部が引き継いでいたんです。どの部がどの部屋を使うかを決めるというポジションなんですが。
金丸:それは既得権益じゃないですか(笑)。
間下:実行委員長は人気者が選ばれる傾向にあって、どちらかというとタレント性重視でした。オペレーションを回すうえでは、副実行委員長が事実上のトップでしたね。
金丸:日本社会の縮図が垣間見えます(笑)。
間下:学園祭当日は、副実行委員長をはじめとする施設担当者に装飾規定を取り締まる権限がありました。たとえば室内を暗くしすぎていると営業停止にできるとか。だから巡回していると、模擬店の生徒たちがおごってくれるんです(笑)。
金丸:ちょっと間下さんの見方が変わりましたよ。まさか高校時代に権力を持つことで旨みを得ていたなんて(笑)。
間下:その後の人生ではおいしい思いなんて全然していませんけどね(笑)。ただ、高校生のときに世の中にそういう構造があって、人がどういう心理で動くのかを知ったことは、社会人になり会社を経営するうえで良い経験になりました。
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