高嶺のカナ Vol.6

「2人は付き合ってるの?」イケメンから聞かれた、交際したての男女。その時、女の答えは…

「好きになった相手は、高嶺の花だった」。

もしもあなたが、手の届かないような存在の相手を好きになってしまったら、どうしますか?

石崎健人(27)が恋に落ちたのも、自分には釣り合わないと諦めていたような“高嶺の花”。

それまで身の丈にあった、分相応な人生を送ってきたはずの男が、憧れの女性を手に入れ、結婚まで漕ぎ着けた方法とは…?

◆これまでのあらすじ

それは2年前、健人が25歳の頃のこと。運良く交際にこぎつけたものの、距離が縮まらずに焦っていた健人。だが花奈の悩みを知り、あることを提案する。


健人は、目覚まし時計が鳴るより早く目が覚めた。

これまではスヌーズ機能に頼りっぱなしで、ベッドでギリギリまで粘っていたというのに。

ベッドから手を伸ばし、窓のカーテンを思い切り開けると、白く強い日差しが部屋に差し込んできた。

急いで起き上がり、出かける準備に取り掛か......


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