運命の相手と出会いたい。誰もが思っていることではないだろうか。
では、運命の相手はどこにいるのだろう。
まだ出会っていないだけ、どこかにいるのだ。
そう思い続けてきた曽根進太郎、29歳。恋愛経験はゼロに近い。
彼の人生をかけた、“運命の相手”探しが今、始まる。
◆これまでのあらすじ
親の敷いたレールを生きて来た進太郎は、このままではいけないと動く。同時に、同僚・杏のことも気になり始めるが…?
2019年6月のある夜。蛍の光が鳴り始めた雑貨屋に、アラサーの男子が一人、滑り込んだ。
「ぎりぎり、セーフ!」
思わず声に出してしまった。
閉店の準備を始めていた店員の冷たい視線をかいくぐりながら、ラッピング用のリボンやボックスが置いてあるコーナーへと急ぐ。
......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
そしていつもの婚カツは?相談所のお姉さんとのやりとりは一旦休止?
大体、6月なんてとにかく食中毒が怖いでしょ!!
美味しいもの貰えるのは嬉しいけど、これはかなりの変人だよ…笑