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  • 幻の鮪を握る、若冠23歳の大将の店は“開拓リスト”に加えておきたい!

    鮨好きにとって、これから世に出る気鋭の大将との出会いは、先物買いのような優越を感じられるはず。

    そんな条件にぴったり合う鮨店がこの1月麻布十番に誕生した。大将は弱冠23歳。しかし、そこでいただける鮨の数々は、本物を知る大人も納得の確かな逸品なのだ。

    この日の鮪は宮城県塩竈市から。酢飯について中路さんは「少し硬めに炊いて噛ませる鮨にしています」と言い、赤酢や塩が少し攻めた塩梅で魚の旨味を引き立てる。米は魚沼産コシヒカリを使用。おまかせコース¥18,000


    『鮨なかむら』出身の大将が握る鮨に大人も唸る!

    大将の年齢が23歳と聞いたら、どんな鮨が出てくるのか訝しむ人もいるだろう。

    しかし、『鮨 詠心』の中路詠心さんの握りを食べたら経験を物差しとする概念が覆されるはずだ。

    たとえば鮪は鮨を食べ慣れた人をも喜ばす旨味と舌触りで、鮪に負けじと酢飯の味わいもしっかりとしている。

    噛んで、トロけて、すべてが同時に消えていく瞬間は何度でも繰り返したくなる至福のとき。

    店が入る新築ビルは六本木の『蔦屋書店』から徒歩2分の環状三号線沿いに立つ。5階にあるため通りを走るクルマのテールランプの流れが美しく、振り向けば東京タワー


    聞けば鮪は名だたる鮨店が御用達とする「藤田」からとのこと。

    なぜ若い大将にそれが可能かといえば、実は中路さんは六本木の名店『鮨なかむら』で3年半修業し、独立にあたり親方の中村将宣さんが水産会社や仲卸に口利きをしてくれた。つまり、魚は修業先と同等の上モノ。


    それを中路さんが江戸前の伝統を重んじつつ、若いうちでこそできるやり方で鮨に昇華させていく。

    ひとりの職人の歳ごとの鮨を味わい、飛躍を見守る。

    そんな粋な常連になることが、今、この店なら可能となるのだ。


    おまかせコース¥18,000で出される握りは、12~15貫。この日の一押しは、鹿児島から届いた大ぶりのエビ。噛みしめるほどに甘みが引き出される


    コースで出されるつまみは、日によって異なるが4~7品。この日は、長崎県産の赤むつ。肉厚な身をふっくらと焼き上げた至極の逸品。口の中でほどけるような食感がたまらない

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